『バーフバリ 王の凱旋』こんなに主人公を崇め奉りたくなる映画見たことない!
※ネタバレあり
最近オリンピックにかまけてばっかりで、ずっと見損ねていた『バーフバリ 王の凱旋』。
パワーアップしていると噂のインド映画をやっと見ました!
前編の『バーフバリ 伝説誕生』もインド映画の枠を超えるスペクタクル感がすごかったですが、それよりもパワーアップしてる!
なに言ってるのかさっぱりわからないけれど熱気が伝わるテーマ曲!
前後編の後編で、長い回想の途中から始まって、本来の主人公である息子が出てくるのは二時間後!
ただ回想の部分で一人二役しているからか、主人公不在でもあまり違和感がない……というか、父親のバーフバリの回想の気合いが入っているのは前と変わらずでした!
前編の続きから始まるので、やっぱり前編を見てからの方がおすすめ。
巨大な滝の上の国にかつて存在した英雄、バーフバリのラブロマンス?から始まります。
フィジカル面に全部のステータスをつぎ込んだ主人公が、最初から色々ぶん投げて象を倒す!
いちいちかっこいいポーズを決めてスローモーションしてくる!
他国の姫であるヒロインと二人で矢を射るシーンはかっこよすぎ!
これはヒロインも落ちるのも納得。
前編で見た、ヒロインが知らない間に勝手にタトゥー描いて去る息子のアプローチより全然わかりやすいw
バーフバリは、母親である国母に逆らい、時期国王の座を捨てて姫と結婚。
しかし、カリスマヒーローバーフバリを生かしておくと、民衆にクーデターを起こされかねないと心配した王様|(バーフバリの兄弟)は、彼を殺そうと画策していく……。
色々な展開を経て、前編のファーストシーンに繋がったときには思わずグッときました!
増水した川から、赤ん坊を支えた手だけを出してエクストリーム死亡した人はこの人だったのか!
どうしてこんなに面白いのか説明するのが難しいのですが、理屈をこねてみると、話は王道ながら、インドの風習や考え方のせいか話がどう展開するか予測がつかないところかもしれません。
しかし、ちゃんと大筋は無理なく納得できるように作られてるのでわかりやすい。
ただ、細かい場面は前にもましてはっちゃけてましたw
面白ければリアルかどうかは問わない!
角に火を点けた牛二頭の上に仁王立ちとか、よくわからない最新式?の戦車とか!
椰子の木を投石機がわりに使うのかな……と思っていたら、飛ばすのはまさかの人間!
盾で身を守ってる……という言い訳でも、着地に無理があると思うけれど、飛ばされた兵士はみんな無事!
前から思っていたけれど、バーフバリは別格としても、あの世界の兵士たちは丈夫だ!
なお、回想シーンが終わると現代に戻り、ラストは主人公無双の上、大円団のハッピーエンドでした……というか、この映画ではハッピーエンド以外ありえない。
とにかく濃かったです。濃口スープにもほどがある美味しさ!
唯一の心残りは、スタッフロールがバッサリ切られていたこと。
……まあ、わかんない言語がズラズラ出てきても……と思うけれど、なんとなく気分の問題です!
結果、「バーフバリ! バーフバリ!」と讃えるしかない映画でした。




