表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/55

『バーフバリ 伝説誕生』細かいことはどうでもいい! 超スペクタクルだけどツッコミ満載のインド味ベン・ハー!

※ネタバレあり

 日本では冷遇気味というかほとんど丸無視されているインド映画が、まさか日本公開されていたなんて……しかも前後編で!

 後編の公開が終わるまで気づかなかったけれど。全く宣伝もしてなかったけど……。

 というわけで遅ればせながら昨年公開の前編、『バーフバリ 伝説誕生』を見ました。


 ストーリーは王道の英雄譚。

 巨大な滝(ガンジスと言ってるけどそんな高低差のある滝あったっけ?)の上の王国から、逃げてきた女と赤ん坊。

 川が増水して流されかけるも、女の人がものすごい精神力で赤ん坊を持った手だけを増水した川の上にあげて絶命。

 赤ん坊は村の女の人に拾われすくすくとマッチョに成長。

 しかし幼い頃から、なぜか滝に登りたくて仕方がない。

 アサシンばりの身体能力と、妄想の女神の力でマッチョはついに滝を登りきる。

 実は、マッチョの正体は、国の政変で追われた王子だった!

 マッチョ改め英雄バーフバリは、圧政の王国を救うため剣をとる!


 ……こう書くとすごい王道でまともっぽい。

 いや、費用も撮影技術も、今までのインド映画とは桁違いなのは見ててわかります!

 監督が『ベン・ハー』とか『ロード・オブ・ザ・リング』とか『007』とかのインド版をやりたかったことはものすごく伝わってくるし、実際出来てるのがすごい!

 おそらく万単位のエキストラやセットを使った戦闘シーンは本気で圧巻の出来栄え!

 CGで人数増やせばいいじゃないという感じではなく、要所要所でものすごい熱気を感じる!

 戦象もたくさん出ていたけれど全部本物なんだろうな。


 ただ、インド映画のいいところでも悪いところでもあるのですが、細かいことを全く気にしないので、ちょいちょい笑わせにきますw

 ツッコミが追いつかないほどツッコミどころが多い!


 アクションシーンが軒並みファンタジーなのはいいとしても、ヒロインが川の水に手を入れてうたた寝しているところ(まずこのシチュエーションがそもそも不明)に、水中から主人公が近づいてきて勝手にヒロインの手にタトゥーを描いて帰って行くのが一番腑に落ちなかった……。

 意味がわからないし普通に気味が悪いだろうw

 と思ったら、最初勝手にタトゥーを描かれて怒っていたヒロインもまんざらではなかったようで、いきなりラブロマンスになったと思ったら、突然雪山から花園にシーンが変わってヘソ出しダンス!

 雪が降るほど冷たい場所で、川に手を浸して寝ている時点で突っ込んでいた時期が懐かしいw

 なお、花園シーンが終わればすぐにまた雪山シーンに戻りました。

 どうもインド映画は心象風景効果により天候も操れるようですw


 ここからも怒涛のツッコミ待ち展開!

 突然の大雨で王子の変装が剥がれる!

 そして都合よくすぐに止み、いきなり朝になる!

 そしてインド映画あるある「とんでもなく長い回想」に入ります。

 語り出される元々の英雄『バーフバリ』の物語。

 この回想シーンが、正直一番メインのシーンっぽいので、主人公はこの間置いてきぼり。


 とにかく、バーフバリの語呂の良さは素晴らしいので、見終わった後無性に『バーフバリ!バーフバリ!』と讃えたくなります。

 しかし前後編の前編なので、すっごい中途半端なところで終わったのが心残り。

 なのでまたDVD出たら後編を見るつもりです……多分、後編もツッコミどころ満載なんだろうなw

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ