『ラ・ラ・ランド』 インド?インドなの?と繰り返していたら結局フランスベースだった大ヒットミュージカル!
※ちょっとネタバレあり
最初から車の上で舞い踊るフラッシュモブ感……やたらと明るいパステルカラー。
ブロードウェイっぽくない撮り方をしているけれど、どこか既視感が……インドだ!
マサラ・ムービーだ!
まさかのインド映画『Dilwale』にノリがそっくり!
歌って踊ってやたらと楽しい、ストーリーはよく行方不明になるインド映画だー!
(後日、『ラ・ラ・ランド』のベースはフランス映画の『ロシュフォールの恋人たち』だと友人から教えてもらいました。見てみたら確かにそうでしたw
インドじゃなかったけど『Dilwale』の方が先行だよ!
多分そっちも『ロシュフォールの恋人たち』から影響を受けているかもしれないけど!)
『ラ・ラ・ランド』の舞台はハリウッド。
女優を目指すヒロインとジャズミュージシャンを目指す若者が出会い、夢を目指して頑張る様をパステルカラーの洪水やダンスで再現!
最初は明るく楽しいけれど、中盤からは結構重いテーマを持ってきます。
その間はパステル調も封印されて暗い画面に。
野心を持ってハリウッドに来て、努力し、挫折し、起死回生してついに成功した人々。
その成功の影で彼らが捨ててきたものを過去からひょいと取ってきて見せてくる感じ。
アカデミー賞審査員に、この映画が直球ストライクなのは当然かもしれない……。
しかし最初からインドノリで見てるせいで、最後までインドの印象が全く消えなかったw
『Dilwale』も車の上で踊ったり、妙にパステルカラー推しだったり、二人のデュエットシーンは急に「どこ?」という荒地になったり、突然シリアスな過去をぶち込んできたりする愉快な映画だったのに……最後までストーリーに不明なところが残ったけれど。回想シーンと現在のシーンのつなぎが上手くないので、よくわからなくなっていくけれど見直すほどでもないという。
なお、調べたら『Dilwale』は日本で劇場公開されていませんでした……そして『勇者は再び巡り会う』とかいう邦題でネット配信されてた! 何このファンタジー詐欺みたいな邦題w
まあ、インド映画だから仕方ないか……ですむのものもまたボリウッド!




