表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/55

『秘密の花園』イングリッシュガーデンのシーンだけで価値がある、原作に忠実な映画!

※ネタバレあり

 ファーストシーンから幼女のお着替え。何か別の映画借りたっぽいと思って焦ったけれど、ちゃんとしたバーネット原作の名作少女小説の映画版でした。


 最初の印象は、ものすごく凝った画像ながら、主役の女の子が仏頂面で不細工だ……という。

 どうしてこんな子役を……と思いながら見てたら、ハリポタのマクゴナガル先生で有名なマギー・スミスがメイド長役で登場してテンションが上がる!


 基本的に原作よりに進んでいくけれど、とにかく映像が綺麗!

 ヒースが一面に繁った荒れ地に、緑が芽吹いていく様を早回しで映すシーンはすごいの一言。

 教育番組から借りたんじゃないかと言うくらいの定点観測!


 癇癪持ちで病気がち、外に出るのは車椅子という従兄弟のコリンや、メイドの弟ともに荒れた庭園を少しずつ手入れしていくうちに、なぜかメアリーもどんどん可愛くなっていく!

 こっちが表の顔か!


 コリンも車椅子から下りられるようになり、最後は走れるほど回復w

 そりゃあ筋肉使ってなかったら弱るよ。

 終盤、息を吹き返した秘密の花園は、イングリッシュガーデンの緑と赤の対比が鮮やか!

 美しすぎる映像に見はまった後、クレジットを見たらF・コッポラ総指揮でした。

 今まで知らなかった……。

 鍵をかけて閉じ込めていた花園が復興したことと、主人公やコリン、陰気なおじさんの気持ちの回復が対応している、いい作品でした。

 最後マギー・スミスが管理不行き届きで解雇されてしまうのだけがせつない……。

 ものすごく過保護なだけで特に悪気はなかったのに。




「この映画よかったよ」と友達に話したら「クララが立つ話?」と聞かれて笑ったけど、よく考えたら大筋は大体あってるw

 どうも原作の作られた19世紀末から20世紀初頭、ハイジも含めて自然に帰ろうブームが起こったようで。そういえばジャングルブックとかもこの時代だなと。

 工業化が進み都市がスモッグで覆われる中、自然の力で健康を取り戻す話が流行ったもようです。

 ロンドンでは赤ん坊を専用ケージに入れてアパートの窓から吊す健康法が流行ったりもしたそうで……もうここまで来たら虐待すぎるw

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ