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4話:いきなり魔王ってのも最近だとテンプレ

「やっほー、香恋だよ。いやあ、大分久しぶりになっちゃってごめんね?作者がアクセス解析という機能を知らなくて誰も見ていないだろうって思ってたから。後でちゃんと作者はシバいておく。だから多分、これからは少しはペースが速まるはず。保証なんてどこにもないんだけどね。」

「……どうしてこうなった。」

 上空約200メートル、現在香恋のいる高度である。いや、"いる"というより"抱えられている"と言った方が正しいだろう。


 時を遡ることおよそ数十秒まe

「数十秒というより数か月前だけど。」

 それは言ってはいけないお約束。お願いだから遡らせて。


 ということで改めて数十秒前へ……


 禍々しい光の中から現れた者は、強靭で黒い翼と尻尾を身体に備え、褐色肌に短めの髪、更に頬には星形のペイントを施した少女であった。

 彼女は香恋のことをしばらく凝視すると、

「よし、気に入った!お前、ちょいと俺に付き合え!」

 そうボーイッシュで元気な声で口にすると、有無を言わせず香恋を抱きかかえ、同時にその翼を強く羽ばたかせて大空へと向かったのである。

 回想終わり。


「この方向、城下町だったから目的地は同じっぽいし許すけど、違ってたら羽追い締めしてた。」

「あはは!お前面白い奴だなあ!」

 そんな感じの会話をしながら、彼女達は城下町の広場へと降り立つのであった……。


「ようっ!町のみんな!今日もこの私が来てやったぜ!」

 2人が広場の噴水の上に姿を現すと、竜少女は上空に町全体を覆う程大きな魔法陣を作り出し、それと同じ模様の魔法陣を手元にも生み出し、それらを連動させ町全体に声を響かせたのであった。

 すると数分のうちに広場は人で埋まってしまい、思わず香恋は、

「これ、何か洗脳とかしているんじゃない?」

 と、知り合って間もない少女を相手に失礼極まりないことを口にしてしまうのであった。

「そんなわけないだろ?きっとみんな、俺のことを期待して首を長くして待っていたはずさ。」

「「まーおーう!まーおーう!」」

「……なんか気のせいかもしれないけど、みんな貴女のこと魔王魔王って言ってる。気のせい?」

「ああ、そういや自己紹介忘れてたな。俺は、アン・ジラント。巷では魔王とも呼ばれてる!」

「ああやっぱり聞き間違いではなかったそうだった。」

「ふーん……?お前、俺が魔王だって聞いて怖がらないのか?」

「私だけじゃなくてみんなも怖がっているどころか寧ろ歓迎しているようだけど。」

「そりゃみんな俺の支配下に落ちているからな。最初はみんなきゃーきゃー悲鳴を上げて怖がってたんだぜ?でも、お前は違う。なんでだ?」

「なんで、と言われても……別に敵意を感じなかったし、そもそも、私に敵意を向けるのであればぶっ飛ばすから問題ない。」

「ふーん、ただの人間であるお前が、めっちゃ強い俺を?」

「ただの人間だけど私は強いから。」

「なるほどな……そういえば、お前の名前は?」

「不知火香恋、不知火でも香恋でも呼びやすい方でいい。」

「じゃあ、カレン、俺と友達になれ!」

「別にいいけどどうして私と?」

「それはな、香恋となら対等な関係になれると思ったからだ!」

「なるほど、たしかにアンと町の人たちの関係は友達というよりもはやアイドルとファン……」

「ん?なあカレン~、アイドルってなんだ~?」

「アン、世の中知らなくてもいいこともある。」

「そうなのか?おっと、そろそろみんな待ちくたびれているな、カレン、助手は任せた!」

 そう言い終えるとアンは大衆の方へと身体を向けて、

「みんな、待たせたな!そろそろ始めるぜ!」

そう言うと上空に向けて、7色に光る火炎弾を放ち、それが上空でまるで花火のように爆発した。それを見て喚声を上げる大衆。この様子を見て香恋は、

「なるほど、面白い人。」

そう呟いてアンの手伝いをすると心に決めたのであった。


こうして、アンと香恋のショーは大成功で終わった。

具体的には、アンはこの世界の常人にはできないような高度な闇属性と火属性の魔法を使い、上空を暗闇にして、夜空に浮かぶ花火を魅せたり、噴水の水を操り竜の姿を模らせて宙を舞わせたりと、魔法の無駄遣いをしたり、香恋は香恋でなんかよく分からない(筆者の主観)機械を操作して、水竜やアンをライトアップし、より一層その姿を映えさせた。



アンが観客への握手やちょっとした会話などのファンサービスを終えた後……

「よし、今日の支配活動は終わり!カレンはこの後どうするんだ~?」

「ん、王様のところで話があるみたいだからお城に行く。その後、どっかで夕食。」

「お、あいつのところに行くのか。そういや俺にも招待状が来てたな。なあ、一緒に行くか~?」

「それならそうする。アンのことで王様に聞きたいこともできたし。」

「そうと決まればとっとと行こうぜ?お城で待ってる間、あいつらうまいもんくれるからな!」

「……なるほど、お昼もまだだったしその手があった。」

そう言うと香恋はアンの手を掴み、

「のわっ!?」

そのまま二人同時に城内へと転移するのであった……。


見に来てくださった方、ありがとうございます!話自体はそこそこ頭に入っているので、うまく脳から出力できれば早く投稿できそうです!

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