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2話:女神様の苦悩、王様の困惑

「やっほー。前書きのスペースを乗っ取った香恋だよー。私のキャラ?口数少ないキャラだと期待した人は残念だったな。私は掴み所のないきゃらなのだ。」

「私の話を聞きなさ〜いっ!」

 そう言ったのは前話の最後で無視された女の子。

 流石にお決まりのパターンなので分かる人は分かるであろう…そう、実はこの世界の女神様である。

 そして、この空間を作ったのも女神様、もちろん、香恋をここへ強制移動させたのも女神様である。

 その声でようやく他者の存在に気づいた彼女は、振り向くと明らかにめんどくさそうな表情を浮かばせ、手元のボタンを…

「させないわっ!」

 押すことはできなかった。女神様の不思議な力により、硬直してしまったのである。

「…全く、貴女みたいなイレギュラー、今まで生きてきた中で初めてよ…さて、貴女の目的は何?何の為にここに来たの?貴女の頭の中、覗かせてもらうわ…」

 そう言うと、女神様は香恋のおでこに手を当て…

「っぁ!?…な、何これ……!?」

 直後、頭を抑えながら悶え始めたのであった。

「こ、この女神にすら理解できないなんて……いったい何を考えているの……!?」

 その問いかけに香恋は答えずに、いや、答えられずにいると

「そ、そうだ、ステータス…!貴女のステータスを見せなさい…ってえぇ…!?」

 強制的に香恋のステータス画面を覗き込んだ女神様はまたもや驚愕した。ステータスが基本的に平均より高いだけならまだしも、なんと、技術のステータスがカンスト、知恵のステータスに関しては????と書かれていて、もはや訳が分からなかった。

「どういうこと…これは今すぐ排除すべき…でも、悪意は感じなかったし……」

 そうこう一人でブツブツと呟きながら悩みこんでいると

「…ねえ、手がつりそうだからもう動いていい?」

 死んだ魚のような目をしたままそう呟いた香恋に

「…へ?」

 女神様は思わず拍子抜けた反応をしてしまったのであった……



「…つまり、貴女は貴女の気分でこの世界に来た……ということでいいのね?」

 呆れた様子でそう問いかける女神様に対し、香恋はこくりと頷いた。

「…はぁ……まあ、こんなイレギュラーが少なくとも悪意は持ってないというのが不幸中の幸い、と言ったところね……」

 あまりにも衝撃的なことだったのか頭を抑えながら女神様は話し続ける。

「…ただ、私は貴女のことを信用している訳じゃないからね。悪意のない害っていうのは悪意のあるものよりもずっと恐ろしいから、ね。別にこの世界にいてもいいけど、あまりこの世界に大きな影響を与えないこと、分かった?」

「分かった。じゃあ、またね。」

 そう言うと香恋は女神様の元から消え去っていった。



「全く…拘束を自力で解除したかと思うと今度はここからのワープもできるようになって…私、もしもの時、本当にあの子を止められるのかしら……」

 すっかり自信をなくしてしまった女神様は溜息混じりに独り言を発していた。

 もちろん、これだけで終わる訳もなく、これからも女神様が頭痛で苦しむのは言うまでもなかった。



 さてさて、場面は変わってお城の中。

「つまり、俺たちはお前らによってこの世界に勇者として召喚された。ということでいいのか?」

「その通りだ。まず、そちらの事情も考えずに呼び出してしまったこと、謝罪しよう。ただ、我らにもそこまで重要ではないが事情があってだな。」

「そこまで重要じゃないならお前らだけでどうにかしてほしいんだがな。ともかく、俺らは帰る手段を探s」

「ただいま〜、遅くなりましたー。」

「「は?」」

 隼人と国王がそんな感じの話をしている間に、香恋は戻ってきたのであった。

 2人が拍子抜けた声を出すと続けて、

「あ、帰ろうと思えばいつでも帰れるから安心するがよい。」

 彼女はふざけているかのように口調を変えてVサインを見せたのであった。


「それならその話はもういい。で、俺たちは勇者として何をすればいいんだ?テンプレだけど魔王の討伐か?」

「あ…いや、魔王は一応存在はしているのだが…まあ、この話は直接魔王を見た方が早い。ともかく、我らは魔王と敵対する気はない。そして、お前達に頼みたいのは、簡潔に言うと、治安維持だな。無論、事あるごとに説明はするつもりだ。…どうやら、簡単に元の世界に戻れる手段を持ってる人もいるらしいしな…」

 と、こめかみを抑えながら我らは高等魔術を扱える魔術師数十人でようやくできるのに、とか愚痴を吐き捨てる王様であった。



王様に色々とこの世界のことを教えてもらった。

どうやらこの世界には、魔獣という存在がいるらしく、それが基本的に被害を及ぼしている。

そして、魔王と魔獣は特に関係はなく、魔王が魔王と名乗ったことにより、魔王と呼ばれているのであった。

また、俗に言うステータスなどの数値に関しては、先代の女神様が強さなどを数値化して、無謀な行為をする事を防ぐために作られた世界の理であった。

そして、この世界は剣と魔法とRP……げふんげふん、魔法という概念が存在する世界なのである。

ミェントチャコ王国は、どちらかというと弱小王国なので、魔獣対策に勇者を頼らなければいけない事も分かった。



そして、王様の話が終わるとあちこちで自由に会話が始まった。

そんな中、隼人はスタスタと香恋の方へと歩いていき、そして…

「なあ、お前、本物・・の香恋だよな?」

そう尋ねたのであった。

ネタはあるのに書くスピードが足りない、これが実力不足というものなのか…!?

まあ、気ままに投稿していくので、気に入った人はのんびりと期待しながら待っててくださいm(_ _)m

毎話2000文字なのは、それ以上書こうとすると挫折しそうだからなので見逃してへぺろ

香恋「調子に乗ってるなら死ぬがよい。」

その後、筆者の姿を見た者は1人もいなかった、第1部、完!(嘘)

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