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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

やさぐれ聖女はぶっちゃけたい

作者: 双月一星

一気に書き上げたのであれこれ抜けてるかも?

どうも、産まれも育ちも平民(途中侯爵家含む)の元聖女です


偽聖女だ!と断罪され国外追放されました

なんだこれ


前述通り平民、あーいや孤児でした

よくある魔法属性調査団が来たときに、全属性持ちなのが分かりまして、聖女として王宮に連れ込まれた口です

で、王子との婚約も結ばれまして


でも出来ることなら王子との婚約の権利をオークションに出した利益で、実家?の協会にある孤児院に還元出来たらなぁとか思いました


聖女のお役目は分かるけど、お妃になんかなりたくなかったよねー


とりあえずお役目は結界の維持の為のお祈りです

結界ないと魔獣やら何やらが流れ込んできますもんね

大事です

この国隅々ってしんどいけど頑張ってました

あと、お妃教育?やマナー講習とかも頑張ってましたよ

ちゃんと約束したのです

聖女として王宮に上がるときに、孤児院への寄付を厚くしていただけるようにと

仲の良かった子もいたので、ちょっと前まで心配してました


うん、まさか廃教会になって何年もたってますっていわれるとは思わなかったもの


そして、私も偽聖女として断罪されるとは思ってませんでした


王宮に上がるときに侯爵家の養女にされましたけど、平民ですものね


王子の腕にたぷたぷしたオッパイが押し付けられてたら気がつきますわ


きょぬーゼツユル……

そちらのオッパイ令嬢、元我が家より位の高い公爵家のお嬢さんですものね

お妃教育の時に婚約者候補と一緒にお勉強させていただいた一人で、まぁフラグとして入れさせていただいたハニトラさんです


が、ここまで有能なオッパイとは……もとい王子籠絡頑張ってくれて嬉しいやら悲しいやら


偽聖女はともかく此方の身の覚えのない罪の捏造はやめて欲しかった


改めてぴえん



おわかりだろうか

まぁよくある異世界転生の転生聖女です

乙女ゲーヒロインです

でもヒロイン生活等出来るはずなく、ヒロイン断罪てす

ま、いっけどね!(ヤケ)


これだけイケメンいすぎだと、記号化してて色だか役職でしかキャラの判断出来ません


と、私の聖女としての力について語ろうかな


福音という、弱継続範囲強化というか、まぁそばにいるだけで他の方々に恩恵があります

意図して使わなければそのまま乗算されてくタイプのようでした

なので、お妃教育に参加されてた方々もその恩恵で

つまりオッパイ令嬢の光魔法も強化されてて、自分が本当の聖女で、コイツ(私)は偽者です!!とかいいはじめて……公爵家は図にのり家柄からの圧力とかで自分の娘を推すし、王子は王子でオッパイに籠絡……

陛下と王妃はコトナカレで無言を貫き……

頼みの綱の侯爵家からは縁を切られ……


聖女の奇跡はオッパイから出るもんじゃないんだ!!

ハートですよハート!

お気持ち、ライク、ラーヴなのですよ(たぶん)


まぁ乙女ゲーの世界ゲームによるけどもなので、テンプレ的に聖女の覚醒により魔王の目覚めが懸念されるとかなんとかがありまして


王子様による、はじめてのおつかい……ならぬ魔物討伐イベントがありまして、聖女候補のオッパイちゃんもついてきました


普段ならば私が結界をはってる為によわーい魔物しか出てこないのですが、オッパイのやらかしで、四天王(最弱)の封印を壊してしまい……私が覚醒しました


あー魔王復活もはやいなぁコレ


で、責任は全部私に吹っ掛けられて断罪、国外追放の真っ只中です


というか、眼の前に魔王がいます

いたんですね、フレーバーかと思ってたよ

中々凛々しい人外さんですね

魔王ってこう……黒い靄で出来ててまだ封印出来ますよーみたいな感じかと思った

ごめん、先に謝っておく


魔王はどうやら聖女を殺しにやって来たらしい

人生疲れたからもういいかなぁ


と思ったけど、やっぱり人外スキーな私としては魔王様を愛でてみたい


「私をただなぶり殺すよりも、ちょっとは楽しい展開をご用意出来ますよ?」


とプレゼンを魔王に提案しました


相手の要望をねじ曲げ、自分優位に立つにはやはり、相手にとって有益であると示さねばならないですよね


とりあえず馬鹿丁寧に、私の実力(笑)と能力についての説明と、私の結界がなくなった時の国の阿鼻叫喚について語ります


魔王さんとの交渉はまぁまぁ好感触でした


後は魔王さんにお願いして、実家であった廃教会に連れてきて貰いました


物語の終盤、教会のお伽噺をヒントに、魔王を倒す手がかりとして、魔物を弱体化させるアーティファクトがあったので、色々お願いして(石像とか動かすの女の子の細腕じゃ無理)取り出して元の状態にしておきました


あとはなくなった皆の弔いの祈りを捧げました


どうやら私が王宮に上がってすぐの頃に、不審火があり、皆……

どうやらオッパイ公爵家の婚約者から外れた腹いせにより……ということが後から露見しました


「魔王様、此方を輿入れ道具として、私を娶ってはいただけませんか?」


アーティファクトは私の封印をかけ、その後火山の火口に飲み込まれていきました

コレで魔物の弱体化はないでしょう


私は分かりやすく魔王に浚われる茶番を王宮で仕掛けました


魔王さんもノリノリで、王宮の様子を王都全体にライブビューイングで御披露目

王宮から聖女奪還の討伐隊を出さなくてはならなくなりました


が、魔王領は私が結界を強めていますし、弱体化アイテムもなく、私の力が及ばなくなった人間達にかつての強さなどありませんでした

(結界は魔王領の端に突出した人間界で祈ってます、ギリギリ領内に入らない結界区域を領域展開しました、出来ました!えっへん)


何度か王子がやって来て、オッパイちゃんに騙されただの、冗談だっただの、気の迷いだっただの、ぶつくさ云ってましたし、オッパイちゃんは平民に落とされて、それでも(気力あるなぁオッパイちゃん)こちらまでやって来て暴言をはいてきました


魔王領の玄関先でのコントとして、魔王軍のショーとなった様子です?


さらにその後、結界をなくした国に魔物もそうでない野獣等も国内に入り込み、残虐に国民の命は簒奪され蹂躙、領民をなくした領主達も疲弊し、国も衰退の一途です


そして1つの国が滅べば、他の国らの争奪戦が始まり、魔王様はそれはそれは楽しそうに過ごされました

色んな国の為政者に囁きをされては、瓦解する国々に目を細められ口には麗しい三日月を浮かべられました


控えめにいって最の高だし、尊い


ぶっちゃけ、私の趣味も意地も悪かったやさぐれ聖女だったってことです


「人外パラダイスまじ天国」


「魔界だけどな?」

魔王さんと魔王様のかき分け?は、聖女ちゃんの気分的なかき分けです。

特に狙いはありません。

登場人物に名前はありません。

聖女ちゃんは人外スキーでした。

彼女が(かつて)愛を注いでたのは無辜の平民と孤児院の子供達でした。


下から上をみて、上から横をみて彼女が辟易と感じていたのは人間の醜さでした。


記号化されたイケメン世界よりは個々に特化されている人外を好ましく思ってます。


魔王軍に下った際の神のご加護の是非、ですが、神様が異世界転生させた後ろめたさもあり、乙女ゲーの展開の1つぐらいは闇に葬ってもいいかという無慈悲さも含んでます。


魔王的題名は「聖女をクッ殺しにきたら何故か嫁になった件」です。

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