隔離世を、夢想する。
身近な誰かが居なくなった時
新たな命が生まれた時
私はいつも
別世界を夢想する
例えば生を終えて
例えば生まれる前に
私はいつも
在るかもしれない世界を夢想する
それはとても静かで、日々の喧騒からは隔絶されていて。
とても美しくて、神秘的で。
生命力に溢れていて、それでいて儚げで。
そんな世界を夢想する。
大切なあの人が行き着く先も、そうであればいいと。
生まれたこの子の居た場所も、そうであればいいと。
そんな風に、夢想する。
友人に子供が生まれました。
「おめでとう」の意と「健やかなる成長を」の願いを込めて。
※イラストから物語企画に参戦しています。
(絵は『遥彼方』さんから拝借しております)




