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転生したらスライムだったお☆  作者: RBライプツィヒ
3/4

003_チュートリアルの恐怖

現在ステータス


ユーザー名:ユーリ

スライム族

レベル:1

ランク:F

今日の一言:金髪おねぇちゃん可愛い


*ポイント評価、感想、レビュー!お願いします!

俺のヌルヌル感によって椅子から滑り、歩行速度がクソみたいに速くなった。

多分、みんな防御とか攻撃とかのステータス振りだろうな。(泣)


《次に、クエストの説明に移ります!》


あ、同情とかしない感じね。

あはは。


《クエストは全て「酒場」で受けられます。現在貴方が受けられるクエストは「チュートリアル」ですね!》


「チュートリアル?」


俺は金髪おねぇちゃんに聞いてみたが、無言のまま。

仕方なく、酒場を見て回る。


あった。クエスト。

掲示板みたいな板がそうかな?

板には羊皮紙が針で留めてあって、その紙にクエスト内容が書いてある。


ほのかに光る羊皮紙を見つけた。

今、挑戦可能なクエストは光るのかな。


【チュートリアル】

チュートリアルを進める勇者様の為に生贄になる。


報酬:10ゴールド、15経験値

条件:レベル2までのスライムであること


生贄てw

何か想像して他のと違うな。

「勇者を全力でおもてなす協会」ってそうゆう事ね。

立場逆やん。

しかも、10ゴールドw

これぞハイリスクローリターン。


まぁでも、これしかねぇのか…。


《ここでの説明は以上です!お疲れ様でした!》


そう言い残し、金髪おねぇちゃんが居なくなり、酒場が急にむさ苦しくなって来た。

まずは外に出よう。


お馴染みの「防具店」「武器店」から、「勇者様をどうやって楽しませるか」みたいなセミナーも開催されている。

うん。なんか悲しくなってきた。


そういえば、町全体の雰囲気が薄汚れててなんか暗いな。

なんか優しそうな老人を見つけたから、話しかけてみる。


「…あの、なんかこの町暗くないですか?」


「ん?あぁ、そうじゃな。ここは魔物の「初めての町」じゃ。勇者様の行く「初めての町」はさぞ、お綺麗なんじゃろう」


あぁ、そうゆうことか。

ここは、魔物サイドの初めての町。

確かに勇者の初めての町に魔物歩いてたらヤヴァイな。


はぁ、何か悲しいよ。

とりあえず、あのクエストを進めてコツコツレベル上げするしか無いかな。

外に出ても勇者にボコボコにされそうだし。


《クエスト【チュートリアル】開始します!》


頭の中であの合成音声が流れた。

また、いきなり転送されて地面に落とされる。


ドサッ!


いってぇな…。だから座標間違ってるんだって。

z軸おかしいだろ。


《勇者が現れた!》


勇者が現れたっていう表示余り見ないよな。

おけ、これで、いい感じに倒されればいいのね。


《勇者のターン!》


やべ!来る来る!

くっそ怖いな、これ。



バシッ!





くっ…。

そんなに痛くない?

視界の隅にあるUIで体力が分かるが、10あるうちの2しか残ってないw

でも、一撃じゃない事は分かった。

次は俺のターン。


《スライムのターン!》


バシッ!


《勇者に1のダメージ!》


くそワロスw

俺氏クソ弱いやんけ。

やっぱステータスミスったな。


《勇者のターン!》






バシッ!




《次回予告》

地道で屈辱的なレベル上げに嫌気がさした俺氏。

雑魚狩りしてレベル上げてるクソ勇者。

そんな奴には仲間を集めて数の暴力や!


次回、004_策士、現る

お楽しみに!

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