登場人物紹介(四章終了時点)
根無 草太/ウィード・ローツレス
30歳まで童貞を貫いた、少し筋肉質の青年。黒髪短髪だったが少し伸びてきた。
トラックとの事故の後女神に呼び出され、来訪者となり、『聖騎士』の職を与えられる。
校章は鉛
童顔と言われており、年齢より下に見られる事が多い。
頭の回転は早く、肉体労働で鍛えているため体力はあるが、
根っからのお人良しで頼まれごとを断らない。よく人を観察している。
ヒナルティア・クォーツ・リーゼフォン/ヒナ・リーズベルト
2012歳のサキュバス。見た目年齢は12歳の金髪ロリ。基本的に髪型はツインテールにしている。魔人十傑の一人。
二つ名は『惑わし』。真名バレを防ぐため「ヒナ」と名乗っている。校章は白金
本来の格好は裸よりもスケベなサキュバス衣装だが、普段はサキュバスである事を隠すため地味なローブを着ている。
元々いいとこのお嬢様で、家を出てからはずっと一人旅をしていたが、ある日強さを見込まれて魔神十傑入りする。
コミュ力は高いが、どこか一線を引いている所がある。しかし一度懐くととことん懐く。
十傑入り後、『叡智』のサルガタナス魔術の教えを請い、一通りの魔術は極めている。
ユユ/ユユ・ユーフォリア
「龍の棲む島」の巫女。白い肌に銀髪、深緑色の目。外見年齢は10歳程度。実年齢は不明のエルフ。
校章は銀
生贄になる予定であったが、ウィードの行動により生き延びる。
魔術はあまり得意ではないが、古代魔法を使うことができる。
森で育ち、元いた村で人間に襲われたため、まだ若干人間に苦手意識はあるが、
龍の棲む島で島民に優しくしてもらったので慣れてきた。ですです口調は人間語が下手で敬語が上手く使えていない。
神への信仰が厚く、それ故ウィードに対してもかなり信頼を置いている。
ヒナには何となく自分に近いものを感じており、すぐに仲良くなった。
4章終盤、赤装束の組織に攫われてしまう。
トーラス・フィガロス
くせ毛の赤毛でやせっぽち、そばかすが特徴のメガネ。席が隣でウィードの友人になった学院生。
鉛の校章をつけている学院生。年齢は19歳程度。
学院に所属しているためいい所のお坊ちゃまではあるが、いまいち自分に自信がない。
魔術道具いじりが趣味で、お店で売っているような精巧なものを手作りする事ができる。
しかしながら魔術の才能自体はあまりなく、詠唱も遅いため、入学試験では鉛となっている。
なんやかんやでウィード達と共に学院内で渦巻く陰謀に巻き込まれる。
ロジーナ・ピリフルア
ゆるいウェーブがかかった茶髪、大きめの垂れ目がチャームポイントの学院生。
変人が多い学院での、珍しい常識人枠。校章は銅
平均的な魔術の才能、そこそこ良い家庭に育った由緒正しきお嬢様。
お嬢様育ちながらも、割と家族に愛されたり友達も多かったりするため、フランクな言葉遣いを好む。
地味に男子から好意を持たれてはいるものの、引っ込み思案が多いため告白されることは稀。
エフィール
銀髪に赤い瞳、雪のような白い肌をしたエルフ。真面目でおっとりした学院生。
基本的には無口で感情表現をする事さえ少ないが、ユユに対してのみ表情が豊かになる。
校章は金。氷結の姫君と呼ばれており、あだ名通りの魔術を使うと噂されている。
実はファンクラブが存在する。
アンヌ・メリーベル
古代魔術同好会会長。はつらつとした金髪おさげ。
古代魔術には色々と知見があるが、学生レベルの知識でとても実戦には活かせない。
校章は銀で、ロジーナよりは強い(たぶん)
行方不明になってしまった友人『ハル』を探している。
コレット・クレンドル
赤茶ストレートのメガネ。会長のよき突っ込み役。
校章は会長と同じく銀基礎をきっちり抑えるタイプで、応用はとても苦手。
2属性くらいなら同時詠唱できるくらいにはそらんじている。
エマ
金髪まじりの茶髪、もしゃっとした天然パーマ。校章は銅
ロリっぽく見えるがその実18歳。個性の強いですぅ口調で喋る。
会長からもコレットからも妹のように可愛がられている。
魔王サタン/ルシフェル
美しい金の瞳、いやみのない銀髪、透き通るような白い肌。『辺境の勇者』と呼ばれている美少年……?
正確に言えば両性具有なので少年でもあり少女でもある。
王都では勇者で通しているが神聖騎士団の最終討伐目標であり、この世の人類が恐れる魔王。
魔人十傑を束ねるトップでもある。
その正体は数千年前に天界を追放された天使ルシフェル。ラグナロクによって滅びた人類を、
再度繁栄させようとひたすら頑張ってきた。彼の計画は核兵器等、人類を滅ぼす『終末兵器』となりうるもの全ての破壊と、
それを知る人間の抹殺である。
サルガタナス
魔人十傑の一人。二つ名は『叡智』
異世界の制服を身にまとったギャル。娼館の店長もやっている。のじゃ口調で話しており、
かなり達観した価値観を持つ。ウィード達よりはるかに高齢の様子だが、年齢不詳。
「始祖の残滓」の一人であり、他の魔族に比べ、魔力量が大きく、寿命も長い。
自身を超える知識を持つものとして魔王を尊敬している。ヒナの魔術の師匠でもある。
ハルモニー/エドワード・アレクサンダー
魔人十傑の一人。二つ名は『変容』成人男性の姿、黒髪の少女の姿、スライムの姿など、様々な姿に成れる。
学院に訳あって潜入している。普段はエドワードとして学院の教授も勤めており、
魔術に関する造詣が深い。特に黒魔術、古代魔術に関する適正が高く、
古代魔術同好会の顧問をやっている。
ヴォルカニクス
魔人十傑の一人。最初にウィードと戦う事となった。二つ名は『煉獄』
竜人族という、竜と人間のハーフのような新しい魔族。人間よりも魔力・攻撃力ともに高く、知能は同等以上。
単純な武力だけで言えば魔神十傑のトップ。魔王軍でも軍事的な管理職としての側面が強い。
冷酷な一面も持つが、基本的には情に厚い。引き際もわきまえており、戦力差を理解した時点で撤退する。
本人は一騎当千の能力を持つが、基本的には全体を見渡し将としての役割を全うする。
人間でありながら高い武力を持ち、快くヴォルカニクスに手を貸したウィードを気に入っている。
エメリア
明るめのウェーブがかった茶髪をした少女。
王都グランディアの王女。竜の棲む島で遭難し、島の人々に食料にされそうだったところをウィード達が救った。
活発な性格で冒険を好むが、王都の外にあまり出たことのない箱入り。お付のヴォルフとガングが大好き。
ウィードの事も気に入っており、神聖騎士団に入れたがっている。
ヴォルフ
エメリアの護衛騎士の一人、狼人。剣技の腕もさることながら、多少なら魔術が使えるオールラウンダー。
単純な戦闘力で騎士団に匹敵すると言われているが、クラーケンとの遭遇でエメリアを見失ってしまったり、
共食との戦いではかなり苦戦するなど、相手が悪い不幸系キャラ。
ガング
甲冑を着た少女。人間。非常に魔術に秀でており、独自魔術体系を構築する事によって、
通常存在しない魔術を使ったり、詠唱の短縮や破棄などを駆使して戦う魔術師。
甲冑は単純に物理攻撃対策であり、魔術防壁は常に貼っている。あまり喋るのは得意ではない。
エメリアの事が大好きで、妹のように可愛がっている。
アーガイル・グレイトランド
王都神聖騎士団の団長。魔術を纏う剣技が得意な大柄の騎士。
明るくて豪快。ワイルド系のイケメン。
フレッド
剣の腕は一流だが全体的にひねくれている院キャの騎士。神聖騎士団の一員。
ソープランド対決でウィードに惨敗する。
ドロシー
娼館、『夢の国』のキャスト。
16歳前後で巨乳。身長155cm程度の金髪。お姉さん系のしっかりとした子。
娼館以外でも働く働き者。町で偶然ウィードと再会した際、一緒にいたトーラスに一目ぼれされる。
キャスリーン
娼館、『夢の国』のキャスト。
14歳前後で、きゃぴきゃぴした話し方をする。語尾によく「☆」がつく。
艶やかな青髪、そしてエメラルドグリーンの眼。やたらとキャラ設定が濃い。
エリザ
娼館、『夢の国』のキャスト。
見た目10歳前後のロリ。
なの口調という個性の強さを発揮する。
ウィードの『治療』がクセになってしまい、無理やりされるプレイが好きになってしまった。
ルシエラ
修道院フィルキオンに勤めるシスター。金髪で巨乳。
清貧を心がけており、日々の生活は質素倹約だが、
最近は寄付等も増えて充実している。基本的にためたお金は孤児達の生活費や、
修道院の保全に充てる善良を絵に描いたような人。時折悪い人間に騙されそうになり、その度にユーリイに咎められている。
ユーリイ
金髪、短髪の長身。少年というより青年。17歳前後。聖騎士。
修道院フィルキオンで孤児として育った。自分を育ててくれたルシエラに強い恩義を感じており、
彼女を守りぬくことを生きがいとしている。異性としても意識しているが、向こうは全くその気がない。
なお本人達以外にはバレバレであり、全く隠せていない。
正義感が強く真面目で、規律を乱すことを良しとしない性格だったが、
ウィードが来てから少しゆるくなった。猪突猛進な所は変わらず。
ミルフィ
亜麻色の髪の可愛い女の子。16歳程度。
修道院フィルキオンで孤児として育つ。ユーリイとは幼馴染にあたる。
少し抜けているが手先が器用で、炊事選択なんでもござれ。将来の夢は「お嫁さん」で、
ユーリイの事をいいなと思っているが、本人がルシエラのほうに向いている事を知っているので、
アピールはあまりしていない。修道院でも常に明るく、皆を元気付けてくれている。
本人もあまり落ち込んだりする事はなく、寝ておきたら回復しているらしい。
シーナ
黒髪、少し褐色の女の子。15歳程度。
修道院フィルキオンで孤児として育つ。ユーリイ、ミルフィとは幼馴染にあたる。
あまり手先が器用でない事がコンプレックス。思ったことをはっきりと言うタイプ。
発言が的を射ていたり、他の人が気づかないことに気が付いたりする。頭の回転は早い。
魔術を独学で学習している。が、あまり上手く使えないので披露する機会がない。
ウィードに懐いた。
神龍
龍の棲む島に祀られている、神として生きる竜。
もう何千年生きているかわからない。島に人々が来る前からここにおり、
最初は騒がしかった人間をおどかすために何回か攻撃してやったら生贄を捧げられるようになってしまった。
別に人間を食べる事自体に抵抗はないが、ユユはエルフであるため、少し気持ちが違っていた。
最終的にユユを島から送り出せた事を喜んでいる。非常に強力な力を持ち、
島にいる魔物は基本神龍にビクビクしながら生活している。




