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おもいつき雑文。

作者: 伊勢丸
掲載日:2018/04/13


●生身の人間らしさは表現するべきか否か。


リアリティが必要だとか人間観察が必要だとか言われることもあるので、確かにそれも表現の方法としては正しいと思われる。いきなりだが、基本的にはそれはただ過去の人が現実主義的な人だからこそ今のアニメの表現にはしっくりこないかもしれない。

魔法少女であれ何であれリアリティは基本的には無視している。リアリティを投影しない理由としてはオタクが人間嫌いだからなのか。それとももっと深い理由があるのかは分からない。

あるいは単純に言って金が好きだからという冗談もあるだろう。人間より金が好きだからこそより金が手に入る方法としてスマホゲームが絶賛されるのだ。いや、ガチャをしている人はかなり大損していると思われるのだが。これはある意味ではそのガチャをしまくるオタクは承認欲求や自分が理想としている男女を追い求めているから現実の問題など興味は無いのだろうか。

実際のところリアリティは嫌われやすい傾向もある。ある意味、理系の人が書いたSAOや劣等生はどちらかというと人間の描写が単純になるためそういった人間のリアリティが嫌いな人には受けるのだろう。

エヴァやハルヒが受けていた時代よりも更にアニメキャラはアニメキャラというジャンルの中の存在として性格が固定化されるため、人間らしさは極力排除されているのは分かる。

むしろ人間観察力が強い人間などよりライトノベルやアニメばかり見ている人が書いた小説の方が売れてしまうんじゃないか。ただ、問題はそのエヴァやハルヒでさえ多少のリアリティは排除されているため、むしろ昔から創作から人間らしさというのは排除されるべく排除されていると言っていい。

ある意味、人形遊びの感覚に近いキャラクター造形は日常系に多い。ロリというよりは人形、人間というよりはフィギュアがそのまま生きているという感じになっているが、これも一つの表現ではある。


●そもそもガチでアニメを視聴しているタイプの人間は全体ではどれくらいいるか。


問題はそもそもリアリティが必要だと言われるほどそもそも本気になる必要があるのだろうか。ある意味では、自分が資本主義に毒されているからこそ別に今のままでも問題無いと考えてしまう。

おおよそ「本気」ではないグループが主流だったとしたら今のアニメ業界はそれほど売れてはいないはずだが、割と本気で視聴している人も居る。

むしろ意識の変化が問題であって、本気かそれとも本気ではないかは別の話になってくる。

ただ、リアリティが必要かどうかという問題において「現実の難しい問題」を解決できるほどの訴求力を求めてくるのであれば私は否定したい。はっきり言うと創作物は世界を変えられるほどの力はあるのか、むしろ自己満足的に完結している自分からすると小説も無力な存在である。人によっては違うのかもしれないが、基本的に嘘は嘘だという認識がこびりついてしまったつまらない大人なのでどうしても本気で視聴することは無いのだ。

ある意味、これから先現実主義的な描写は不人気となるんじゃないか。オタクに限らずほぼ全ての視聴者にとって気持ちのいい嘘を創造していくことが物を作る人間の使命のような気がする。

嘘を吐く人のほうが現実論で説教する人よりも人気が出るのは確かだし、むしろ小説やアニメ、ゲームは嘘があってこそより充実する。金銭的にしろ感情的にしろ嘘が強くなりすぎた故に現実論は敗北しやすい。だからネット上のサイトは簡単に炎上するようになり、嘘はより面白い状況を作り出すために現実をより過剰装飾にするのだろう。いや、これもはっきり言ってただの偏見だが。


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