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大陸独流星  作者: 東武瑛
3/6

岩山の激闘

岩山に見張りがいた。

一行は洞穴に入って行く。

薄暗い中を歩いて行くと男達がいた。

机に向かって椅子に座った男が無線を聞いていた。

「黄同志、日本人を連れて来ました」

黄と呼ばれた男は光二に軽く会釈した。そして言った。

「陳同志、奴等は近ずいてるぞ」

「わかりました。皆、戦闘配置に付け」

陳が言うと男達は立ち上がり洞穴の入口に向かった。

「橋本も闘ってくれ」陳が言うと「わかった」と光二は答えた。

三日月が出た真夜中の荒野を馬に乗った男達が疾走している。

やがて男達は岩山の近くで止まった。

望遠鏡で様子を見ていた陳が言った。「よし、ダイナマイトを投げろ」

同志の1人がダイナマイトを投げる。

男達は混乱した。

「よし、撃て」陳が言うと同志達は男達を狙って射撃を開始した。

光二も射撃に参加した。

敵は逃げて行った。

「よし、今のうちに移動しよう」黄が言うと皆、馬に乗り走り始めた。


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