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Leaving Strawberry  作者: 相沢 朋美
第2章 スタートライン
9/30

9

 こうして友達から恋人同士になった私たちは、次のデートの話をした。

「次のデート、親子丼食べに行くのはどう? あと、いつ空いてる?」

「言ってなかったけど、私親子丼苦手なの。バイトのシフトわかったら連絡するね」

バス停に到着し、バスが来たので乗り込む。やはり人が多い。私たちは後ろ側の席に隣同士で座った。

「もっと俺に寄りかかっていいよ」

と彼が言ったので、私は彼に身を預ける。その間彼はずっと私の手に自分の手を重ねて、私の手を握ったりさすったりしている。何も話さずに沈黙が流れていたけれど、どういうわけか私は彼の隣で安心していた。



 彼とお別れして家に着いた後、撮った写真やお礼の言葉をLINEで送る。

【今日はありがとう! デートできて楽しかったです。写真も送るね。これからはそうくんの彼女としてよろしくお願いします】

【こちらこそよろしく。楽しかったな。呼び方の件だけど、呼び捨てでもいい? 彼氏になったら呼び捨てしていいって言ってたから】

と返ってきたので承諾すると、

【知ってる声がしたから侑かなって思ったんだ】

と早速呼び捨てで呼ばれたのでドキドキした。

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