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Leaving Strawberry  作者: 相沢 朋美
第3章 後悔
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 すると「自分が高いものあげて安物返ってきても悲しくないし、誕生日になにももらえなくても悲しくないもん。もらえたらうれしいけど」と言われたので、その考え方に驚いた私は「誕生日になにもなくていいの? 彼女からなにももらえないって寂しくない?」と返した。その後、前の彼女さんとの話に発展する。

 「だから俺の誕生日にはなにも贈らなくていいよ。そうしたら許されるんだろ? 前の彼女にもそう言ったら、本当になにもなかったし。誕生日とかクリスマスとかイベントごとじゃなくて、贈りたくなったらプレゼントするし」

本当に何も贈られなくてもこのひとは気にしない性格だろうか、前の彼女さんはそれでよかったのだろうかと思い、「じゃあクリスマスはどうしてたの? 前の彼女さんの誕生日は?」と尋ねた。すると、「そいつの誕生日来る前に別れちゃった。クリスマスは家で前の彼女とずーっとゲームしてた」とのこと。「どうして別れたの?」と問うと、「それは言えないけど、そいつは精神年齢26歳で俺よりも大人びてて、レストランの予約もしてくれた。デートの計画も交代でたててた。でも今は……俺が楽しませる前提なの?」と私と前の彼女さんを比べるようなことを言われた。

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