表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Leaving Strawberry  作者: 相沢 朋美
第3章 後悔
23/30

23

 カラオケボックスを出て、そうくんの家に戻るためにバスに乗る。最寄りのバス停に着くと、きょうはクリスマスだからケーキを買っていこうということで小さなケーキ屋さんに立ち寄った。昼食とカラオケはそうくんの奢りだったので、チョコレートケーキ2個は私が出すことにした。帰り道に「店員さんが俺のことを、『女の子に奢らせるなんて、とんでもないやつだな。800円くらい奢ってあげろよ』と言いたそうな目で見てた」と言っていた彼だけれど、これくらい大丈夫よと彼を励ましたのである。

 そうくんの家に着いた後は、お手製の野菜炒め、炊きたてのごはん、ケーキを食べる。それから、テレビでサッカーを鑑賞しながら某通販サイトから届いた棚を一緒に組み立てた。そうしているうちに最終バスの時間が近づいてきたので、そうくんは私をバス停まで送ってくれて別れ際にキスをする。



 大学の友達のSNSを見ると、彼氏からルームウェア、ネックレス、ピアス、指輪などをもらったというコメントが写真付きで書かれていた。彼女たちの彼氏はそれなりのものをプレゼントしていたのに、私の彼氏は靴下しかくれなかったということでイライラが募り、そうくんに以下の内容を送る。

【傷つけたくないし欲しいもの言わなかった私も悪いけど、靴下だけっていうのはショック。今更って思うかもしれないけど、好きな人からのクリスマスプレゼント楽しみにしてたから余計にね】

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ