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Leaving Strawberry  作者: 相沢 朋美
第2章 スタートライン
13/30

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 MCの時間になって、そうくんは耳元でこのように囁く。

「頭なでられたり、顔に触られたりするのいや?」

頭なでたり顔に触ったりしていいのは彼氏だけだよ、と言うと「じゃあ肩にもたれかかってきて」とお願いされた。「こんな感じ?」「そうそう」ーー。彼の手が私の頭に伸び、頭をなでられる。それからその手が髪に触れ、「髪長いね」と囁く。彼の高校では校則で女子は全員ショートカットにしなければならなかったらしく、私の髪の長さに驚いていた。次に、手は耳に触れた。私の耳たぶを指で挟んで遊んでいる。耳に触られるとぞくぞくすると言うことを知った。もちろん嫌悪感ではない方だが。

 彼の手が私の頰に伸びる。彼は私を見つめている。だんだん顔と顔の距離が近くなる。私は目を閉じた。すると、唇にあたたかいものが触れた。つまり、彼は私の唇にキスを落としたのだ。その後、彼は私から離れて「こういうのは男からやるもんだよな」と言った。もう1回してとお願いすると、再びキスをされた。「舌出して……?」と言われ舌を出すと、彼は自分の舌を私のものに絡めようとしていた。それから約2分間お互いの舌を絡め合い続けた。

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