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Leaving Strawberry  作者: 相沢 朋美
第1章 はじまり
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 大学は女子大。バイト先のカフェの同僚は店長の菅井(すがい)さんーー既婚者で奥様は27〜28歳くらいの他店に勤める社員さんーーと同い年の早坂(はやさか)くんーー19歳の大学1年生で同じ大学に彼女がいるーー以外、全員が10代後半から20代前半の女子学生もしくはフリーター。サークルや部活にも入っていないので、家と学校とバイト先を往復している毎日を送っていて出会いがない。そして女子大に通っているため、4年間一度も彼氏ができなかったらどうしよう、このまま彼氏できなかったら一生独身かな、などとも考えていた。しかしそんなとき、どういうわけか私は1人の若い男性ーー20代前半くらいで清潔感もあり、外見も私好みーーと仲良くなったのである。

 彼は少なくとも週に2回ほど私のバイト先に足を運んでくれ、よくコーヒーとマフィンを注文する。お客様が少ないときは雑談もする。しかし私以外の同僚がレジ係をしているときは注文し席に着くだけ。このひとは私と話したいのだろうかと思っていた。

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