0話プロローグ
宜しくお願いします!
俺は、頭の中がハテナで埋め尽くされていた。
この少年、村上翔は15歳の引きこもりだった。
中学1年生の頃、彼は頭が良く、運動神経もよかった。
その頃は楽しかったのだか、段々問題が難しくなっていき、運動も彼を越えるものたちがでてきた。
努力をせずにサボった結果、彼はクラスの落ちこぼれになった。
そんな中ゲームが救いだった。
彼はゲームに逃げ、今まで引きこもりをしてきた。
そしてまた今日、堕落した1日を過ごす事になる。
だが、そんな考えを覆す事が彼の身に起きるのだった。
*
--ああ、嫌だ。
今日も情けない1日を過ごすのか。
俺は机にのっている水をのみほした。
そしてパソコンを開き、いつものゲームをはじめる。
ゲームをしていると、俺宛に運営からメールがくる。
「翔様へ。運営からです。このファンタジーRPG、最強への道は楽しんで頂いていますか?今回、貴翔様のプレイ時間が2万時間を越えた事をお知らせします。そこで、一つ質問をします。翔様は人生をやり直したいですか? →はい いいえ」
ははっ、なにいってんだこいつ。
そんなの当たり前だろ。馬鹿じゃねーの?
答えた所でなにもなし、放置だ。
...ま、まあ、なにもならないし答える位はいいか。
カチャカチャ。はいっ...と。
ピロリン。
まただ。
「そうですか。良かったです。では新しい体になり必死に努力して生き延びてください。では、サヨウナラ。いツでモミカタデすヨ。」
は?
俺は次の瞬間、パソコンから溢れる光から耐え難い痛みを感じ、
...生を失った。