5 レッドウルフ
読んでくれる人
〔感謝感激〕です(*`・ω・)ゞ
昨日は久しぶりにぐっすり寝られた。今日はポーション作りをするか。まずは、朝食を食べに行こう。
食堂に行くと、多分アリーさんという名前の人がいた。
「おはようございます。今日も美味しそうですね。」
「はい。今日の朝食は和食テイストに作ってみました。」
「良いよね。和食って。」
そんなことを話終えて大体15分で完食。うん。うまかったな。よーし、ポーション作りを始めますか。いや、待てよ。昨日アランが、薬草以外の食材と混ぜると新しいポーションが出来るって言ってたっけ。ポーションセットを売ってくれたロッソに聞いてみるとするか。
〔ロッソ屋〕に着いた。さて、ロッソに聞いてみるとするか。
「ロッソーー、聞きたいことがあるんだが今は話しても平気か?」
「別に平気だが、フレンド登録したんだからフレンドチャットを使えばよくないか?お前まさか知らないって訳じゃないんだろうな。」
「………」
「ハー、仕方ない。遠くにいるときはそれを使えよ。それでアラン。聞きたいことってのはなんだ?」
「ポーションを作るのに、必要な道具と容器と薬草は手にいれたんですけど、何か薬草と一緒に混ぜるのに良いのって、ありませんか?」
「ん~~そうだな。一般的には、野菜や果物何かが候補としてはいいんじゃないか?それに、モンスターを討伐してから剥ぎ取りした肉とかな。」
「そうか。なら、野菜と果物は後にしてモンスターの討伐で肉を手に入れてみるよ」
「あんま無理してやんなよ。」
そう言われて〔ロッソ屋〕を出た。さて、モンスター探して討伐してみるか。ウサギンはつまんないし、レッドウルフ辺りを討伐してみるか。
ーーーーー
結局、ブラックアローでレッドウルフを10、20匹は倒せた。剥ぎ取りをしてみると
レッドウルフの肉
赤みが強い肉。普通に美味しい。
10個ほど取れた。これと薬草を混ぜたら肉臭くなるじゃないか?まぁ、やってみたらなんとかなるかな?
そんなことを考えていたら、恐らく俺が倒したレッドウルフの子供らしきレッドウルフが現れた。討伐するか悩んでしまう。さすがに止めておくか。そう考え終えて帰ろうとすると、レッドウルフの子供達に吠えられて呼び止められた。どうしたんだ?
[レッドウルフの子供があなたの強さに敬服してあなたの獣魔になりたがっています。OKならばYESをNOならばNOを押してください。]
そんなことがあるんだな……。どうしようかな?獣魔にしたら街中を歩けるのだろうか?ロッソにフレンドチャットで聞いてみるか?
〈ロッソ聞きたいことがあるんだが今時間はあるか?〉
〈心配ご無用だ。何かあったのか?〉
〈実はレッドウルフから獣魔になりたがっていますってきたんだ。もし、なった場合って街中って歩けるのか?〉
〈心配ご無用だ。町にはモンスターが入れない設定になっている。もし、モンスターが入る場合は獣魔になった場合のみになっている。この情報は転生者とこの世界の住人の共通認識になっている。アランが知らなかったのはこの町に獣魔を持つものがいないからだろう。王都にいけば結構いるぞ。だから、心配ご無用だ。〉
〈詳しく教えてくれてありがとう、ロッソ。獣魔にしてみるよ。〉
〈そうか。今度俺の店にでも連れてきてくれよ〉
(ロッソに聞いておいて良かった。食事に関して心配はあるけど、仲間はほしかったし獣魔にしておこう。YESと)
〔レッドウルフの子供の群れが獣魔になった。〕
[調教師のスキルを手に入れた]
スキルの獲得なんてあったのか。これで六つ目になるな。群れといっても数を数えてなかったな。数は………10匹になるか。思ったより多いな。まずは、お礼も兼ねて〔ロッソ屋〕に行くとするか。
「レッドウルフの皆ー、町にいくぞー」
「「「「アオーーーン」」」」
子供のレッドウルフとはいえやっぱり10匹にもなると声音を大きくなるな。
ーーーーー
町につくと結構色んな人に見られながら歩いている。まぁそうだろうな、子供のレッドウルフが10匹も俺の近くで歩いているんだからな。そんな目も気にせず〔ロッソ屋〕に行こう。
ーーーーー
「ロッソーー、獣魔の情報ありがとな~。」
「オオー、そんなの………………アラン、何でこんなに獣魔がいるんだ?」
「群れで獣魔になりたいって来たから獣魔にしたんだよ。そんなに多数のモンスターを一気に獣魔に出来るのってすごいのか?」
「すごいに決まっているだろ。そもそも、獣魔になりたいってくるモンスターがそもそも少ないんだ。それが何頭も来たんだ。多分、アランはモンスターに好かれる体質なんだろうな。この情報はそのうち王都にも伝えられる可能性が高いだろうな。」
「ま、じ、か、よ。軽い気持ちで獣魔にしたらそんなすごいことだったなんて。俺は悠々自適に過ごしていきたいんだけどな...」
「諦めな。王都に知られたら多分騎士が本当か確認しに来るだろう。その時は、嘘はつかず正直に話せよ。嘘がばれたら重罪の可能性もあるからな。」
「気を付けることにしよう......」
結局、ロッソからは悲しい事実を教えてもらってしまった。何頭も獣魔にできるのがそんなにすごいなんて考えもしなかったな。今日はもう宿に戻ろう。何か、ポーション作りもする気がなくなっちまった。明日にしよう。
「皆、俺が泊まっている宿に行くぞ。」
「「「「アオーーーン」」」」
これは、後でダメと教えないと町を追い出されちまうな。
ーーーー
ーーーーーーーー
「すいません、ここってモンスターも泊まって大丈夫すかね?」
「うちでは獣魔になったモンスターも人と同じ300レットにしてる。本当なら一匹づつ取りたいんだがそれはあまりにもこくだから、特別に10匹で500レットにしてあげるよ。」
「助かります。じゃあ俺は今日の分までしか払ってないんで4日分また泊まります。モンスターは今日の分を合わせて5日泊まります。」
「わかったよ。合計で3700レットになるよ。」
「あの、レッドウルフ達にも朝昼夕のご飯って食べれますか?」
「心配ご無用だよ。レッドウルフの肉以外の肉をきちんと食べさせてやるよ。」
「ありがとうございます。今から食べることって出来ますか?」
「夕御飯はもう作ってある。少しレッドウルフの子供達のは遅くなるからね」
そうは言っても、数十分で来た。今日はラーメンだった。久しぶりに食べたけどやっぱりラーメンは美味しいな。レッドウルフの子供達は肉をきちんと平等に食べていた。きちんとしていて以外だった。今は夕御飯を食べて部屋にいる。俺は寝ようとベットに行くと皆一緒に眠たいらしく10匹全員が付いてきた。皆布団の下に潜って足やら手やら頭に寄って来た。すんごい温もりを感じて眠りにつくことができた。
改稿完了