プロローグ
始めまして、斬鬼と申します。戦闘描写他至らぬ点が多々あると思いますが、読んでいただければ幸いです。
とある朝。青年は朝食の香りに目を覚ます。パンの焼けるいい香り。まだ少し肌寒さを感じながらベッドから起き上がる。
あくびをしながら着替え始める青年、黒の短髪に青みがかかった黒目、男としては細身の体。彼の名はアレクト。この小さな村、グリニアンに住む極普通の青年である。
「おはよう、父さん、母さん」
「おう、おはよう」
「おはよう、アレクト」
アレクトがリビングに下りて挨拶をすると、二人が挨拶を返す。黒の短髪に黒目の体格のいい男、アレクトの父であるウレイン。藍色の長髪に澄んだ青い目をしている女性、アレクトの母イルク。二人はもう席についている。
アレクトも席につき、朝食が始まった。
「父さん、今日の予定は?」
「今日もいつも通り畑で仕事だ。おまえは?」
「こっちもいつも通り村の周りの見回りだよ」
今日も彼らはいつも通りの朝を過ごしていた。この日、彼らの日常が大きく変わる出会いがあるとは少しも思わずに……。
まだ小説、操作共になれていないので、おかしな点があればどんどん言ってください。