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地味令嬢のお菓子な心が壊れた日

作者:松原水仙
 戦争から帰って来た婚約者ノアに会う為、手作りの焼菓子を持って騎士棟に向かったリリー。しかし、久々の再会に胸を躍らせ向かった先で、聞こえてきたのはリリーの陰口だった。おまけに知らない女性の姿まであり、思わず身を隠して彼らの話を聞いてしまう。

「マーガレット様が来てくれるなんて、良かったじゃないか、ノア」
「いつもの地味な婚約者じゃ、お前も士気が上がらないだろう」
 …私のことだ。
「そうそう!いっつも手作りのお菓子を持ってくるんだ。中流階級、丸出しで見ている方が恥ずかしいよ」
「まあ、手作り⁉ お抱えのパティシエはいらっしゃらないの⁉」
 マーガレットが大げさに驚いた後、噴き出した。
「婚約が決まった時、ノアも相当嫌がっていたもんなぁ」
「親に決められたんだろ。マーガレット様がいるっていうのに」
 
 そんな風に思われていたなんて考えもしなかった。
 焼菓子なんて作って、浮かれて…。本当に恥ずかしい‼
 羞恥心と自己嫌悪で消えてしまいたくなった。
2 自己嫌悪
2025/08/04 17:27
3 愛のない婚約
2025/08/04 17:51
4 夜会
2025/08/04 19:41
5 自己否定
2025/08/05 17:14
6 喝
2025/08/05 19:55
7 孤独なお茶会
2025/08/06 17:04
8 流れる涙
2025/08/06 19:38
9 氷解
2025/08/07 17:10
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