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月にマルよし!

【ボーイ・ミーツ……怪盗?】

 大富豪の祖父を持ち、自身もスーパーセレブ一族として華やぐ少年、その名は月丸華久也(つきまるかぐや)。

 財は富み、才は満ちる。齢十六にしてこの世の天上へ至った少年は──以降、すべての興味が失せ、八田ヶ瀬市月見台にある祖父の別邸に半分引きこもるようになった。

 別邸の使用条件として、華久也は祖父の個人美術館の運営を任されることに。
 週に一度、自らおもむいて見まわりをする約束なのだが、美術館に『とある作品』が展示されていることから、彼にとってこの仕事は苦痛以外のなにものでもなかった。

 その日も、華久也は苦々しい顔つきで美術館内を点検していた。そして、早々に退散しようとした矢先に──少年はとある男と出会う。

 男の名は、灰堂雪斗(かいどうゆきと)。

 最近八田ヶ瀬市に越してきたばかりだという雪斗は、有名人である月丸華久也のことを知らなかった。華久也は自らを学生アルバイトだと偽り、度々美術館を訪れる雪斗との和やかな時間を楽しむようになる。

 しかし、少年が青春を謳歌する一方で、市内では不穏な事件が多発していた。狼の仮面をかぶった世紀の大怪盗スコールによる、あまたの高級品の盗難事件が──。
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