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おわり

何時の空とも知れない、そんな空。

くじら雲は飛んでいた。

いささか、元気がない様子だった。

ビー玉色の瞳は閉じられていた。

今日は、まだ何もしていない。

ふと、くじら雲は思った。

このお空とさよならをする日が来た。

そう思った。

くじら雲は上を見た。

空の、もっと上の上を。

宇宙を、果てない銀河を思った。

くじら雲はぷしゅうと潮の形をした雲を、長く長くゆっくりと吐いた。

そして上に向かって泳ぎ始めた。

どんどん、くじら雲は上へと登ってゆく。

そして。

宇宙へとくじら雲は到着した。

ビー玉色の瞳は、地球を見た。

綺麗な、綺麗な水と緑の惑星。

くじら雲はある願いを抱いた。

何を願ったのかは……。

何を思ったのかは……。

神様と、実はきみが知っていること、なのかもしれない。


くじら雲は銀河を飛んでいる。

ゆうっくりと旅をしながら、飛んでいた。

この連載童話作品を追い続けてくださって、感謝します。

お読みくださり、ありがとうございました!

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― 新着の感想 ―
[一言] なんだかほっこり^_^
2023/08/02 17:50 退会済み
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