Survivor 残り時間を生き残れ
毎日午後5時に掲載するね!(*^◯^*)
カメラT 11:06分
ジーニーはゴムボートを使い、島に到着していた
ジーニー(ビデオカメラを起動したが……)
ジーニー(このカメラの中に内蔵されてる時計で時間が分かるみたいだ)
ジーニー(そしてこのカメラには′′T′′と書いてあるシールが付いてる)
ジーニー(……謎だぜ!)
ピ…… ピ…… ピ……
ジーニー「なんだ?なんかの電子音だな」
ピ…… ピ……
ピ…… ピ……
ジーニー「オレのカバンからじゃないか!あの変な端末か!」
【ジーニーが連絡端末をカバンから出すと連絡端末は音声を発していた】
連絡用端末「アイアイサッ!」
ジーニー「なんだなんだよ!?機械が喋りやがったよ!」
連絡端末「アイヨー!トウチャクオメデトーネ!」
連絡端末「コノキカイカラハ ノコリニンズウ ヲ 確認 シタリ!
探知機ヲ使ウ事がデキルヨ! ホホ!」
ジーニー「役立つ機能があるみたいだな……? というより機械が喋ってくれるとは思わなかった。」
連絡端末「最新コンピュターヨ! ソレヨリこの端末デ出来る機能ヲ ショーカイシトクゼ!」
連絡端末「全部デ6のキノウアルサ!
サッキイウタ探知機
残り人数のカクニーン
運営からの連絡事項!
人物ノ特定や
チームを組むキノウ
そしてキワミツケに懐中電灯キノウもアル!」
ジーニー「1つずつ丁寧に説明してくれないか?」
連絡端末「お時間チョウダイすルけどイイのか?」
ジーニー「いいさ、ゴムボートで来てるから遅れは取らない。」
連絡端末「じゃァマズ探知機を使ってミーヤ!」
連絡端末「6個あるボタンの内左上のヤツさ!」
ジーニー「これか……衛星電話に形が似てるなこの機械は」
連絡端末「オシタラ私ノ画面キリカワルヨ!」
連絡端末「もう1回押してソナーみたいなの発動!!!大きな音がナッチマウから気をツケテ使エヤ!」
連絡端末「ちなみにコレで探セルのは人間と動物ダケサよ!」
ジーニー「まあ使ってみるに限るな……ポチッとな」
連絡端末「ピー ピー ピー ピー……」
連絡端末「今の方向から三時の方向にセイメイハンノウ!」
ジーニー「アァ!?マジかよ!!!」
ジーニー(俺は今ここにゴムボートで着いたばっかりだ……目の前は森……ここへ来る時にほかのゴムボートは見えなかったから……)
ジーニー「多分動物かな?」
連絡端末「オッ!!!! ヘイヘイヘイヘイ!!アンタァ! 運営から連絡来たよン!」
ジーニー「今は後にしてくれないか?とりあえず森の中に進もうと思うんだ。上から人が来たらバレたくないし……こんな砂浜に長居したくない」
連絡端末「ハハァ!ちょっと黙っていルだわサ」
ジーニー(とりあえず森に行こう……オレの目的は人を殺すのではなく生き抜く事だ。水の確保の為にまずは川を見つけなければいけない)
ジーニー(そしてさっきの探知機の反応だな
あれは間違いなく動物なんだろうがそれがヤギなのかチーターなのかで危険性は変わるんだ)
ジーニー(まずは反応が無かった10時の方向へ行こう)
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カメラT 内蔵時間 12:12
ジーニー「良し……ここら辺で良いだろ」
ジーニー(川が運良く見つかって良かった……そしてこの辺りにある岩が風よけになる。
そういえば最初の反応からは大分遠ざかったな)
ジーニー「よし機械!説明を再開してくれないか?」
連絡端末「オウケーオウケー!」
連絡端末「ンで……残り人数は真中の上のヤツ押せばすぐ出るよ!今は……残り24人だネ!」
ジーニー(コレはいつでも確認出来るようにしとかないとな……?残り人数は大事だ)
連絡端末「ホンデー運営からの連絡は右上から
押してくれたら読んでいないのから
順番にワチシがヨミアゲルヨ!」
連絡端末「ツギは……人物の特定!これは特殊
ナンダ!人に向けて真ん中ヒダりの
ボタンをオシタラそいつの情報が
GETデキルヨ!カメラのマークとか
缶バッチが幾つかトカネ!」
ジーニー「これってどのくらいの距離から届かなくなるんだ?」
連絡端末「10メートルぐライだね……!」
ジーニー(使いずらそうだ……)
ガサ……
ガサ……
連絡端末「そして次にチームを組むヤツネ!
半径5メートルにいるやつと真中の
ボタンを一緒に5秒間押せばチーム
として登録カンリョー!」
ザシ……
ジーニー(……なんの音だろう?)
ジーニー「機械!探知機を!」
連絡端末「イヤボタンを押せユータじゃない」
連絡端末「探知カイシ……ピ……ピ……」
ジーニー「どうだった!!?」 ゴソ……
連絡端末「この向きから1時の方向にセイメイハンノウ!」
ガサ……ガサ
ジーニー(向かうは川か……!!)
ジーニー「まぁ只の魚かも知れないな?」
連絡端末「魚にシテは大きな反応デスよ?」
ーその時 川から巨大な何かが突然飛び出した
グググゴ!
バッシャ! ザッザッザッザッザ
巨大ワニ「グォォォゴゴゴゴゴォォ!!」
ジーニー「なんだアレ!?」
連絡端末「ワタシが思ウニ……キョダイナワ二
の用デスね……」
ザッザッザ
ジーニー「コッチに向かって来てるじゃないか! どうしろって言うんだよ!」 ガサガサガ
ジーニー(冗談じゃねぇ!こんな化け物がいるなら人に殺される前にこいつに殺されちまう!)
ジーニー「俺達に対抗策はないのかよ!機械!!!」
連絡端末「ジーニー様、おめェは1つ大事な攻撃手段ヲ忘レテいますよ 」
ザッザッザッザッザ
ジーニー「缶バッチか!?」
オオオオオ!
連絡端末「使っテ見てはイカガでショーか?」
ジーニー「使い方を知らないんだよ!」
連絡端末「手の形をグーからパーニスレバタブン出来マズよ!」
ジーニー「ホォォォウリャァ!?」
巨大ワニ「グォォォゴゴゴォォォ!!!」
ジーニー(手をグーの形からパー……!!!)
ジーニー「なんか出ろっっっっ!!!」
ーその時、ジーニーの後ろ側にあった岩が突然動き出した!!!
巨大ワニ「グォッ!?」
ワニに岩が刺さる
ジーニー「岩が突然ワニに突っ込んだ!?」
連絡端末「ジーニー!もう1回ヤッテやレ!」
ジーニー「冗談じゃねぇよ!!今俺が何をやったのか自分でもよく分からねぇんだ!!」
連絡端末「それでもヤラなきゃアカン時がアルンダヨ!」
連絡端末「ここで化け物にヤラレテのタレジヌのかァ!?」
ジーニー(こいつ……いきなり怖くなったな)
ジーニー(多分だけど……戦いを見るのが大好きなんだろうな……クソ喰らえ!!こっちは命かけてんだよ!)
連絡端末「トドメさせ!!ジーニー!!」
ジーニー「よく分からないがベストを尽くす!!!」
ジーニー「当たれや!この化け物め!!」
もう1つ岩がワニへ向かって飛んで行く
巨大ワニ「グォォォ…ガッッ!!!」
ワニは2つの岩にマトモに当たった!
連絡端末「オウケイ!オウケイ!ド派手でカッコ
イイ ゼ!」
巨大ワニ「オ……オ……グァワ……」
ジーニー「これは……倒したのか!?」
連絡端末「中々アンちゃんやるじゃない!」
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カメラT 内蔵時間 12:30
連絡端末「YEAH!!! 巨大ワニ!討伐デスよ!!!」
ジーニー「嬉しくねぇよ……今缶バッチの機能を使ったせいで音を立てすぎた……」
連絡端末「なんノ問題ガ?」
ジーニー「オレの目的は人を殺して成り上がるんじゃねぇんだ。出来るだけそんな事を手を汚したくはないかな……」
ジーニー「今の物音でゴムボートで来たよ奴らはこちらの存在に気づいてるハズだ。そうなれば俺を殺しに来る奴だっている。そうなれば俺は多分腰が抜けて……殺されるさ」
連絡端末「ンー……この大会はソンな甘く無いけドネ」
連絡端末「そう言っテイラレル内が花サ」
ジーニー「……」
ジーニー「そう言えば運営から連絡が来ていたんじゃ無かったっけ?」
連絡端末「そうそうエーとネ……?」
連絡端末「エート……簡単に言うと食料や飲料は運営から配ラれないミタイだネ」
連絡端末「そして12:45分頃にパラシュート隊は降下するみたいダヨ」
ジーニー「連絡どうも……とりあえずここからは移動しなくちゃならないみたいだな」
連絡端末「慎重だネ!ジーニー」
ジーニー「そうだ機械!」
連絡端末「ン?」
ジーニー「俺が使えたあの能力ってどんな物だと思う?」
連絡端末「アノ岩を飛バシたヤツヵ……」
連絡端末「ンーー……」
連絡端末「そこらへんにある物を手を使わず動かせるトカカナ?」
ジーニー「じゃあさっきのワニみたいな奴に襲われても大丈夫なように 使えそうな物が多くある場所を拠点としよう」
ジーニー「じゃあ!そろそろ移動するぞ!!」
連絡端末「探知機で調べナガラ行クノがオススメデスよ」
ジーニーは物音を立てすぎた為移動した
この先ジーニーはこの能力をどう活かして
生物と戦うのか……?
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カメラK 内蔵時間 12:12分
この島を移動する前にジーニーとチームを組もうとした男、スイビンドルベンもまずは水の確保の為に森へ入っていた
スイビン「これカメラ撮れてるかな……?」
この男、何故か余裕がある
スイビン「どうせなら楽しく行きたいしな」
そうこの男
実は先月の大会に出場していた……
スイビン「この端末も変わっていない……」
スイビン「そしてこの島の事を僕は熟知している」
スイビン「今回こそ勝てそうだ」
この男は今回の大会の為に
何回も大会に出場しては
ギブアップを繰り返していた。
そうすれば見えて来るのだ……
島の全貌が……
パラシュートを使わずとも
スイビン「確か先月は川の近くにツリーハウスを作ったんだっけな…とりあえずそこに行こう」
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スイビン「この端末は話相手になるからな…
水没させておジャンになれば
おれのメンタルが持たなくなる」
スイビン「……!あった!先月作ったツリーハウスだ!」
スイビン(ここは丈夫に作ったハズ……化け物がこの島にはいるけれど高いし丈夫だし行けるな)
スイビン(…………オレの缶バッチの能力がハズレっぽかったら即ギブアップしよう 勝負に出るのは当たりの時だけで良い……)
スイビンは能力を出すために指を鳴らしたり
ポーズを取ったり
叫んだりした……
し か し
一向に能力らしき物が出ないっ
スイビン「何故だ……?」
スイビン、流石に困惑
何度もこの大会に参加しているスイビン
でも今回のような事は無かったのだ
スイビン「……」
連絡端末K「どうしたアンタ」
スイビン「……今回の端末はやけに尖ってる」
連絡端末K「あんた何回もこの大会やってんか」
スイビン「なぁ、マシン 僕の能力ってなんだと思う……?」
連絡端末K「……今は発動してないんなら…」
連絡端末K「能力反射とかじゃないか?」
スイビン「……化け物を倒す事は出来そうにないが対人戦をするにはもってこいかも知れないな」
連絡端末K「悪魔で予想だよボーイ」
スイビン「お前が頼りさマシーン」
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#2 終わり