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異世界転生 ヒキニートの俺が王女様と?  作者: dragon
第1章 始まりの異世界転生
3/27

模擬戦

第3話です。

戦いを字で表現するのがこんな難しいとは…

 


 俺たち6人は朝食の食器を片付けると急いで渡り廊下を渡り剣闘場に向かった。



 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 おれたち6人が剣闘場に着いた時にはもうほとんどの生徒が集まっていて、ティメルとグルンデがこちらの方をニヤニヤした顔で見ていた。


 幸いなことにハンナとレオンは気づいていないらしくマシューとクロエが自然と2人の視線を遮る位置に移動したが


「あんたのせいでギリギリじゃない」


「いいだろ間に合ったんだし。それに今日遅れたのは俺のせいだけじゃないからな」


 と2人がいつものように口喧嘩を始めかけたが、ちょうど入り口から1時限目の先生のドレアス騎士長が入ってきたおかげですんでのところで収まった。


「みんな揃っているな。今日は遅刻も欠席もなしだな。これからも続けるように」


 と騎士長の目はこちらの方正確に言えばレオンを見ているような気がする。


「今日はいつも通りの訓練の後に刃の潰れている剣で模擬戦をしてもらうつもりだ。騎士を目指す以上は対人戦闘には慣れておかねばならない。油断をしていると大怪我にも繋がりかねない。いつも以上に真剣にやってくれ」


 生徒たちの間では


「今日模擬戦やるのか〜」


「心の準備が〜」


「もっと早くに教えて欲しかったよ〜」


 との声が聞こえる。


 ここまで俺は異世界転生してからの自分の周り特に人間関係の情報を主に得ていたがここが何かの学校であるということしかわかっていなかった。いや、そこまで気が回らなかったのだ。


「まさか騎士学校だったとは」


 と心の声が漏れてしまっていたらしくリアムが


「なんか言ったかジャスティ?」


 とあまり突っ込まれたくない時に話しかけてくる奴だと思いながら俺は


「別に大したことではないよ」


 と返しておいた。


 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「ほら 腰が高いぞ」


「はっはい」


「おいそこ。よそ見をするな」


「すいません」


 いよいよ訓練が始まった。俺は見よう見まねでなんとかついていけていたつもりだったが


「ジャスティ。なんだその動きは。いつもはもっとキレがあるのに今日はまったくないぞ」


 とドレアス騎士長には簡単に見抜かれていたようだ。


「それが本当の実力だよなぁ〜」


「今までがたまたま良かっただけ」


 とティメルとグルンデが話していたが、


「おいそこ。無駄話をするなといつも言っているだろう」


「「すいませーん」」


 と他の人たちより強めに注意されていた。2人はいつも授業の途中もおれたちにちょっかいを出してきているのだろう。


「よし。基礎訓練はここまで。これより1対1の模擬戦を始める。ルールは相手に骨折以上の怪我を負わせたり目潰しなどの卑怯な技は反則だ」


「何か質問がある奴はいるか?」


「はっはい。対戦相手はどうやって決めるのですが?」


 とやはり全体の中でも少し小柄なマシューがドレアス騎士長に質問した。


「対戦相手はこちらで適当に決める」


「他に質問がある奴はいないか?いないようなのでこれより模擬戦を始める」


「初めはレオンとハンナがやれ」


 ドレアス騎士長が対戦相手を決めた瞬間生徒たちは熱気に包まれた。どうやら好カードのようだ。


 男子たちからはレオンに向けて


「女だと思って油断するなよ〜」


「今日こそはしっかり勝てよ〜」


 というような煽ったような声援が聞こえ、

 女子たちからはハンナに向けて


「いつものようにレオンなんかぶっ倒しちゃって〜。」


「ハンナちゃん頑張って〜」


 というような声援が聞こえる。どうやら戦績でいうとハンナが圧倒的らしい。


「今日こそは勝たせてもらうぞ」


「返り討ちにしてやるわよ」


 2人が向かい合い木剣を構えた。


「ではこれよりレオンとハンナの模擬戦を始める。

 正々堂々戦うように。両者相手に対して礼」


「「よろしくお願いします」」


 剣闘場はさっきまでの声援が嘘のように静寂に包まれた。2人の鼓動の音が聞こえてきそうなぐらいだ。


「2人とも準備はいいな?」



「それでは模擬戦始め」


 ついに模擬戦が始まった。




第3話見ていただきありがとうございました。

第4話は少し短めにになる予定です。


次5日後に投稿する予定です。

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