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異世界転生 ヒキニートの俺が王女様と?  作者: dragon
第1章 始まりの異世界転生
22/27

前日


こういうイベントは久しぶりなきがする。この5人となら俺は……。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


騎士校祭の1週間前から学校は準備期間に入った。準備期間の間は午後の授業はなく、騎士校祭の練習に当てることができる。


俺たち探索に出場する生徒は玉を探す練習はあまり意味がないので、ペアでと足を結び移動する練習をしていた。


「大丈夫か、クっクロエ」


声が裏返ってしまった。


「んっ……大丈夫」


足を結んでいるためクロエと密着している。女の子とこんだけ近いとさすがに緊張するな。


クロエは俺の肩くらいの身長しかないので顔はよく見えないがクロエの耳は真っ赤だ。




俺たちは1日練習しただけである程度普通に移動ができるようになった。このままなら探索はそこまで難しくはないだろう。


問題は集団戦闘だ。俺も毎日夢の中で剣の修練は続けているし、空いた時間があれば積極的に剣に触れている。体力も少しはついたが対人戦は模擬戦以来1度もまだやっていない。


準備期間の間一応俺とクロエは毎日練習はしていた。

集団戦闘についてもみんなの予定を合わせ、3回ほど集まってフォーメーションを考え練習した。




1週間の準備期間があっという間に過ぎ明日は騎士校祭だ。今日は明日に疲れを残させないためか、学校は休みだ。


どのクラスも優勝するため、連日朝早くから夜遅くまで練習していた。


今日は明日疲れを残させないために休みなのに、みんな練習をしている。


俺とクロエは怪我とかしても困るので軽く練習するに留めておいた。





「明日はついに本番だね」


俺たちは食堂で晩飯を食べながら明日のことについて話していた。


「調子はどうだいみんな」


「ばっちりだ。これなら誰が来ても負けそうもないぜ」


「そんなこと言って私と戦う前に負けるんじゃないわよ」


この2人はいつも通りだ。授業で最初に見た模擬戦もこの2人の試合は他のクラスメイトとはレベルが違かった。相当な事が起こらない限り2人ともかなりいいところまで行けそうだ。


「個人個人でやる種目よりもペアでやるジャスティとクロエはどうなのよ」


「なかなかいい感じだぞ。息も合ってるし」


「……多分いい感じ」


実際この1週間でかなりスムーズに動けるようになっている。あとはどれだけ得点を取れるかだ。


「みんないい感じなんだな。明日の騎士校祭俺たち孤児上がりがみんなを引っ張って、ティメルやグルンデを見返してやろうぜ」


俺たちは明日に備えて早めに自室に戻っていった。





「明日は頑張れよジャスティ」


「まぁ探索は半分は運だけどな、精一杯頑張るよ。それよりレオンも頑張れよ、またハンナとやりたいんだろ」


「ああ。今度は負けないぜ」



俺たちは明日に備えていつもより早く寝た。











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