いつもと違う
早くレオンにはハンナと仲直りしてもらいたいものだ。
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今日の1時限目はエルダーク先生の戦術学の授業だ。俺たち孤児院上がりにとっては最悪の先生だろう。
ゴーーーン ゴーーーン
鐘のが鳴ると同時に教室にエルダーク先生が入ってきた。
「起立 礼」
始まりの挨拶が終わって座るとエルダーク先生は俺の方を見ながら、
「確か前回の授業は模擬戦ごときで怪我をして、授業にでなかったものがいましたね」
グルンデやティメルなどがこっちを見て笑っている。
やはりこの先生は評判通り貴族と俺たちではだいぶ態度が違うようだ。他にも貴族を贔屓する先生はいるようだが、ここまでひどい先生はいないらしい。
授業が始まった。どうやら過去の戦争から戦術を学ぶらしい。もちろん授業なので俺たち生徒に指名して問題や意見を聞くこともあるが、そこでも俺たちとグルンデたちとでは態度が違うようだ。
グルンデたちには簡単な問題や間違えても
「この問題は難しいですからね、惜しいところまではいってるのですけどね」
などひたすらおだてるのに対して、俺たちには難しい問題を出したり、たとえ答えられたとしても、
「こんなの簡単だから答えられて当然ですね」
と言って流され、少しでも足りなかったり間違えたりすると、
「これだから親無しの孤児は困りますね」
などと罵倒してくるらしい。クロエとマシューは座学の方が得意らしくエルダーク先生が質問してきても、ほぼ完璧に答えてしまうために、俺とレオンとハンナとリアム、特に反抗的な態度を見せやすいレオンとハンナがよくあてられるようだ。
授業中には何度も俺たちにあててきた。もちろん俺もあてられたが答えられるはずもなく、何度も罵倒された。
「「「「やっと終わった〜〜」」」」
「本気でムカつくわエルダークの野郎。毎回毎回俺たちが何したってんだよ」
レオンは今日も何回もあてられたがほとんど答えられていなかった。そんな中
「早く次の教室に行こクロエ」
「待てってハンナ。さっきは悪かったって。俺が悪かったから早く機嫌を直してくれって」
「行くわよクロエ」
「うん…………」
レオンの言葉には耳も貸さずに行ってしまった。
「あ〜イライラする。謝ってんだから無視することはねーだろ」
「そういう気持ちが出てんだろ」
「なんかレオンの謝罪は軽いんだよね」
俺はノーコメントだか2人の意見にはずも同感だ。レオンはいいやつだか女心の扱いは下手のようだ。
2時限目は礼法の授業だ。
戦うのが使命のはずの騎士がどうしてだろうと思ってこっそりレオンに聞いた。
「そりゃ騎士なんだからいろいろな偉い人に会うかもしれないだろ。その時のための練習だよ」
そりゃそうか。騎士といっても王宮の警備なんかだと、もしかしたら女王様とか通るかもしれないしな。
2時限目のガレス先生はエルダーク先生と比べると全然俺たちのことも贔屓しなかったが、礼法は堅苦しく1時限目とは違った意味でめんどくさかった。
2時限目が終わると昼飯だった。昼休みは長めで2時間くらいあるようだ。
「レオン昼休みのうちにハンナへのお詫びを買って来他方がいいと思うよ」
「そうしたいんだが何を買って来たらいいかわかんないんだ。甘いものっていってもたくさんあるからな。ハンナが何を好きなのかよくわかんないし」
「そりゃハンナを女扱いしてるようなオシャレなやつとかかわいいお菓子とかだろ」
おっと、リアムは以外と女心がわかっているようだ。
「わかった。急いで街に行って探してくる。ハンナが来たら適当にごまかしておいてくれ」
これでうまく仲直りしてくれるといいんだが。
ちなみにムカつくことにレオンは礼法はとても上手かった。
更新が遅くなってすいません。




