表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
極道エルフ~任侠魔法奮闘記~  作者: Qラン
幸福の蒼成会編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

11/13

カリスマホスト桃瀬翔馬

天才エルフのリフェル・シュトラウスが披露した次元転移魔法が暴走して行きついた先は血と薬と暴力が広がる世界だった

魔法耐性とは僕らの世界にも多いというわけではないが存在はした。強い攻撃魔法をくらっても軽傷で済み洗脳や弱体化などの魔法をくらっても影響受けない体質だ。そういう相手には剣や銃などの物理攻撃は効くので魔法主体のエルフの世界でも需要があった。

「彼はどういった方なんだ」

「はい、本名は桃瀬翔馬、店ではSYOという名前で活動しています。彼はやはり顔がよくうちのエースとして頑張ってくれてますね。ただ彼には欠点があって・・・」

いくら人気なホストでも客ごと盗られては店のリカバリー難しいよな。店長はこめかみを抱えながら話を続けた

「本当に人の話を聞かないんです・・・ お客様とは会話できてるようで嚙み合ってないんですよ。でも顔がいいから許されてるんです」

あ~そういう感じか とりあえず幸蒼会に向かうしかないか

「店長、こいつ借りていいか?」

「え?いいですけど 一応稼ぎ頭なんでちゃんと返してくださいよ」

僕たちは事務所をでてSYOに銃を突きつけた どうせ話聞かないならこういうのが一番だ

「え?なんですか 店長助けてください!」

「店長から許可は取ったからさっさと行くぞ」

SYOはジタバタしてるため龍二が両手を抑え店を出た

「店長!てんちょーーー!」

馬鹿ホストを後部座席に押し込み幸蒼会の施設をナビに入れた。もし相手が洗脳魔法もちなら彼は盾に使える。

「兄貴、こいつどうするんすか」

「あ?盾にする。」

「うわ、ひどっ」

会話を聞いた馬鹿ホストがビャービャー叫んでるが無視して車を走らせた


幸福の蒼成会本部

幸蒼会の本部とやら特徴的な形をしていた。普段からなんかやけに目立つ建物だなぁとは思ったがまさか宗教施設だったとは・・・ 中はまだ明かりがついており人がいるようだ。エントランスに入ると怪しげな男性が出迎えてきた

「いや~お待ちしておりました。ようこそ幸福の蒼成会へ」

監視カメラで映っていた二人組の男性のほうだ。お待ちしておりました?ここに来るのを知っていたのか?多少疑問が残るがいつでも馬鹿ホストを盾にできるよう立ち位置を調節して話を聞くことにした

「こいつの客や従業員があんたらに連れ去られて店が経営できないっていうんだ。こっちもショバ代いただかなきゃならないんでね」

「そうだそうだ。先輩たち返せ!」

男は50か60代くらいの白髪も目立っている。朗らかな笑顔をしているがなにか不気味さを感じる

「攫ったなんて滅相もない。彼らは私の説法を聞いたうえでついてきてくれたのですよ」

こいつが固有魔法を持っているとしたらだが痕跡を感じることはできる。だがこいつには何もない。今感じるのは龍二のみだ。とするとこいつは能力者ではない?

「そういえば自己紹介がまだでしたな。私は青山宝成(あおやまほうせい) この会の総裁を務めております。」

やはりこの男が組織のリーダーのようだ。こいつは能力を持ってないとするならば

「おい、お前と一緒に店に来たあの女はどこだ!」

馬鹿ホストがいきなりぶっこんできた

「あぁ彼女は私の娘ですよ。彼女は高校生なので今の時間は家にいますよ」

「あの時、未成年連れてホストクラブに行ってたってわけか やばい親だな」

僕は馬鹿にするように言ったがここである疑問が出てきた。なぜ娘をわざわざホストクラブへ?洗脳の能力を持ってるなら一人でいいはず。それにお待ちしておりましたということは僕たちはここにおびき出されたというわけだ

「お前の娘、本当はどこにいる」

総裁は特に何も答えず笑顔を浮かべてるだけだった

「事務所に戻るぞ」

馬鹿ホストと龍二を連れて車に向かうことにした 僕の推測が正しかったら事務所が大変なことになる

「兄貴どうしたんすか?」

「洗脳の能力はあいつは持ってない。あいつの娘だ。これは罠だ。奴の目的は僕たちをここに連れてその間に娘が組事務所を乗っ取るつもりなんだろう」

僕の憶測も入ってるが自分が洗脳系の能力を持っているなら同じことをしただろう。


緑間組事務所

事務所の外には毎回見張りがいるはずだが今は誰もいない。洗脳女がここに来たのはほぼ間違いないだろう。車から降りた瞬間激しい銃声が聞こえた。とっさに防御魔法を展開しそのまま車に戻りケイに車を走らせるよう伝えた。馬鹿ホストはさっきの銃声で完全に気を失ってる。

「黄金組の事務所だったところに行ってくれ。あそこなら今は廃墟だし地下施設もあるから隠れられる。」

一つ不思議なのが組が乗っ取られたのは確定だが魔法の痕跡がなかったことだ。洗脳は魔法ではなく別の要因であるということだ

「これからどうするんすか こいつまで連れて逃げるのは限界がありますよ」

龍二が馬鹿ホストの頬をツンツンしながら言った。洗脳女をどうにかしなきゃこの事態は収まりそうにない。だが能力が魔法由来でなければ馬鹿ホストも役に立たないということだ

「龍二!洗脳は魔法じゃない こいつじゃ防げない可能性がでてきた」

「噓でしょ!セイレーン対策意味なかったのかよ」

セイレーン?聞いたことあるな

「あっセイレーンってあれっすよ。綺麗な歌で船乗り惑わして船を沈没させる化け物っすよ」

龍二がいつものファンタジー例えの癖が出たため補足説明を入れてきた

「いや、セイレーンは僕の世界にもいた。もしかしたらビンゴかもしれないな」

敵の正体に見当がついたと同時に旧黄金組事務所に到着した


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ