第三話 美人姉妹にエロビデオを見せろと 脅された日
「第二話」の続きです。
■ 梁井 花織 視点 ■
わたしが崇男くんのDVDに見入っていた時だった。
―― 背後で大声があがった。
「あーっ!?……また、ママがえっちなビデオ見てるーっ!?」
―― 『また』?
現行犯認否より(いえ、確定だけど)、娘の玖美が叫んだ、その『単語』の方が衝撃だった!?
―― わたしの母親人生終わったわね。
……と、思ったのだが?
「あっ、JKじゃん……なら、あたしも見る♡」
「は、はいぃ!?」
「いつも〝オバサンもの〟で面白くなかったけど、JKなら見たい♡」
―― ちょ、待ちなさいっ!?……わたし、娘の育て方間違えた?
しかも、長女の珠美まで平然とリビングに入ってきてDVDのパッケージを手にとった。
「なに、なにぃ?……『彼氏持ちの幼馴染みJKに押し倒された日』……って、受けるんだけどぉ♡……崇男が好きそう(笑)」
―― いえ、その崇男くんの持ち物です、はい。
……ってか、歳上を呼び捨てとか、わたしの育て方、完全に間違えたのねっ!?
―― しかも、リビングで二人の未成年の娘と一緒にアダルトDVDを見てる……これ以上堕ちるトコ、無いわよね!
「あーっ!?……そ、そのビデオっ!?」
―― あ、忘れてた……こっそり返す道が閉ざされた瞬間だった!
どうやって謝ったのか覚えていない。完全に心は別の次元を彷徨っていた。
―― 全裸を見られた時より恥ずかしかったのは……記憶にある。
『二度ある事は三度ある』……そんな諺を思い浮かべていた。
―― 多分、そんな諺を思い浮かべたのが……悪かったのだ。
二時間後、それは起こった ――
トイレでスカートをたくしあげショーツを膝まで降ろした、その時……扉が開いたのだった。
目の前で崇男くんが固まっていた。
わたしがカギを掛け忘れたのだ。
しかも、階段を降りてくる音が聞こえ、わたしは多分パニくってしまった。
「は、早く入って、そこ、閉めて!」
―― 自分で自分の行動に(崇男くんの手を引っ張ったのだ)説明がつけられない。
いえ、それ以上に尿意が切羽詰まっていた。
「あ、だめ…お願い…み、見な…」
―― 最後は言葉にならず、わたしは崇男くんの前で放尿していた。
多分、横を向いて(顔を逸らしてくれているので)見てはいない……と、思う。
でも……
(お、お願い…と、とまってぇ!?)
―― 願いも虚しく放尿を続けたわたしは、崇男くんのスエットの前が膨らんでゆくのを見詰めていたのだった。
*
自分の部屋に戻りベッドに、ぐったり、と横になった俺は無意識で股間に手をやっていた。
―― 自分でも驚くほど、ガチ勃●、していた。
スエットの中に手を入れた瞬間――
「こん、こん、入るわy ……違った、入ったよー(笑)」
小悪魔がいつものように扉の内側から口ノックをしてベッドに近づいてきた。
「ママのおしっこを〝オカズ〟に、しこ、しこ、するのぉ?」
―― なっ!?
俺が、そっと、手を戻すとベッドの隣に坐った小悪魔が嗤いながら言った。
「ま、シナイなら……さっきのビデオ、一緒に見たい♡」
―― カギが壊れているのか、開けるこつを知っているのか、この小悪魔には今までもイロエロ見られているのだ。
俺は諦めてDVDをセットした。今までも何度も一緒に見させられているのだ。
「〝お手伝い〟はシナイけどぉ、あたしに構わずシテ良いよ(笑)」
「し・ま・せ・んっ!」
「折角、お姉似の女優モノを見つけたのにぃ……遠慮しなくて良いのよぉ♡」
「へええっ、そうだったんだ(笑)」
―― もう一人の小悪魔がやってきた。
「うっわ!?……ワザワザ、制服に着替えてくるなんて、〝確信犯〟ですことぉ(笑)」
―― まったくだ。こっちの小悪魔には〝お手伝い〟されたコトまであるのだがっ!?
制服のスカートを翻して玖美ちゃんの反対側に坐った珠美さんが、当たり前のようにスエットの中に手を入れてきた。
「あれま……彼氏持ちの幼馴染みJKに押し倒され……ちゃうのねぇ(笑)」
「あ、残念ぅ!……彼氏と別れたトコだからぁ彼氏なしのJKだけどぅ……押し倒されたいぃ?」
「き、君たちね……び、ビデオに集中しようね!」
「あらま、お姉……振られてやんの(笑)」
「し、失礼ねえ……そ、それじゃあ、今夜はぱんつの中にぃ……手を入れても良い、わ、よぉ♡」
「おおぉ!?……お姉が攻めてるぅ(笑)」
「当然っ!……彼氏と別れて〝空き家〟なんだから、攻めるわよぉ♡(ってか、その為に〝空き家〟にしたんだからあっ!?)」
―― 何か最後の方は、ぼそ、ぼそ、言っていて良く聞き取れなかった。
しかし、ヤバいぃ!?……今夜の珠美さん、マジっぽいんだがあっ!?
お、オッパイも押し付けてきてるしぃ、アレも早くもジカに握ってきてるしぃ!?
―― おわぅ♡……び、びくっ、ときた♡
と思ったら、反対側から玖美ちゃんが俺のち○びを、くに、くにゅ、してるんだがあ♡
―― まだ、二人とは、当然だが最後の一線は越えていない。
そんなコトをしたら、花織さんに顔向けできなくなってしまう。
「お兄、いま、ママのコト考えなかった?」
―― な、何故、判るっ!?
■ 梁井 花織 視点 ■
―― な、なんであの二人が当然みたいな顔して崇男くんの隣で……っていうかくっついてあのDVDを見てるのよぉ!?
せ、折角、今夜は勇気をだしておネグを着て誘惑しようと思ったのにぃ!?
わ、わたしだって……ま、まだ、まだ……
だ、だってぇ……お風呂場の時だって……おトイレの時だって…………わ、わ、た、し、で……お、大きく、してたん……だからあっ!?
―― こ、このまま乱入しちゃおうかしら?
そう思っていたら、なにか珠美と玖美がこっちを、ちら、見た気がした。
「今夜は、あたしはとことん攻めちゃおうかしら♡」
「あたしだって、そろそろイイころよね?」
「二人して、一線越えちゃうぅ♡」
「越えよーっ♡」
―― な、なな、な、なに、言ってるのよおおおぉ!?
わたしは、我を忘れて崇男くんの部屋に飛び込んでいた。
「ちょ、ちょ、待ちなさいぃ!?」
「あら、ママぁ?」
「どしたのぉ?」
「わ、わ、わたしも混ぜなさいよぉ!?」
「「勿論よ、ママ……待ってたわっ♡♡」」
【この項 おわり】
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