食欲の秋
2034年9月26日(火)
線香花火をしてから1か月が経った。
そろそろ暑さも和らぎだんだん過ごしやすくなってきた。
野生化したサツマイモらしきものをみつけたので焼き芋を作った。
ひさしぶりのまともな甘さは体に染みる。
今度またショッピングモールにお菓子でも探しに行くことにしよう。
2034年9月27日(水)
なんだか天気が怪しい気がする。
台風がくるとボロボロの拠点が倒壊しかねないので勘弁してほしいものだ。
2034年9月28日(木)
あかん。風が強くなってきた。
雨が降ってくる前にブルーシートで拠点を補強しておこう。
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アッ!?枝がブルーシートを突き破ったァ!?
水がァ!?食料がぁ!?
アッあ゛あ゛あ゛ー!!?
2034年9月30日(土)
修繕が完了した。
かなりの量のcucunberグミがダメになってしまった。
備蓄していた小麦粉や砂糖も湿気ってしまっているので早めに消費してしまおうと思う。
たしか図書館にレシピ本があったはずなのでお菓子を作ろうと思う。
2034年10月1日(日)
クッキーにドーナツを作る。
クッキーはかまどで作れると前に何かの漫画で読んだ記憶があった。
ドーナツは油で揚げてその間に砂糖を溶かしてカラメルもどきを作ろうと思う。
重曹でもあればカルメ焼きを作りたかったんだが掃除用の重曹しかなかったのであきらめた。
昔バ〇ケロでドーナツを作る回が大好きだったのを覚えている。
山ほど作ってドカ食いした。
2034年10月2日(月)
胃もたれをした。
人生初の胃もたれだ。
こんなことを繰り返して人はおっさんになっていくのかもしれない。
2034年10月30日(月)
明日はハロウィンだ。
またドーナツでも作っておくとしよう。
今度はほどほどの量にしておこう。
仮装はどうしようか。
2034年10月31日(火)
仮装は近くの病院からとってきた包帯でミイラ男にした。
そういえばハロウィンに仮装をする理由はハロウィンに現世に戻ってくる悪霊に襲われないように悪霊の恰好をしないといけないかららしい。
お盆に帰ってきたと思ったら、また二か月後にも戻ってこないといけないとは幽霊も意外と大変なものだ。
鏡がだいたい壊れているせいでミイラ男の仮装のクオリティがわからない。
あれだけ死んだんたんだから今の現世は悪霊であふれかえっていることだろう。
見破られないように気を付けよう。
せっかくだから渋谷のスクランブル交差点までやってきた。
崩壊前はあそこまで混雑していたハロウィンのスクランブル交差点に人っ子一人いない。
スクランブル交差点の真ん中でトリックオアトリートと叫びながらドーナツを食べた。
来年は誰かにこのドーナツを振舞いたいものだ。