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第1章

 私は小説家をやっている。まあ、誰にも見られないようなつまらない小説を書いているだけだがな。そろそろ転職も考えているので、私は最後の作品の制作に取り掛かった。

 第1章は何にしよう。「ダンッ!」なんだ、って猫か?でもそれっぽい物はない。「・・・。」仕方ない。執筆に戻ろう。くっ、う、はあはあ‥‥なんだ急に。急に吐き気なんて。これじゃあ第1章しか仕上がらない。集中しなければ。

 よし、だいぶ書けてきたぞ。しかし私もそろそろ眠くなってきた。眠ろう。少し。しかし眠れんな、夜風に当たるとするか。「ドン!!!!!」あぁなんだぁくそおおまた猫かふざけるな。俺の眠りを邪魔するなぁぁ‥‥。はっ、なんだ、はあ、おかしい。俺が‥‥、おかしいのか‥‥。本当にどうしてしまったんだ。

「バタンッ」

 あの後倒れてから1時間くらいだろうか。意識がぼんやりする。本当の事を言うとずっと前から体調不良は続いていた。もう、残された時間はそんなにないかもしれない。もしかしたら、心の奥ではやめたくなかったのかもしれない。んっ?怖い話百科?怖い話を募集中?よし。これに私の最高傑作を載せよう。俺の第1章…だ…。


編集部にて「んっ?怖い話百科?怖い話を募集中?そんなものないぞ」


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