表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/6

双子物語 後編

 この話を読む前に、あなた前編は見ましたか?まだなら早く見た方がいいですよ。


 最近、妹の様子がおかしい。いつもぼーっとしているし、よく私に相談事を持ってくるのに、最近は何も相談してくれない。私は妹を観察してみたが、特に成果はなかった。妹は一体どうなってしまったのだろうか。


 私はある日おばあちゃんの家に行ってきた。妹はもう1人のおばあちゃんの家に行っているから私はおばあちゃんと2人きりだ。私がおばあちゃんの部屋でくつろいでいると、1冊の本があった。表紙にはこう書いてあった。「〇〇さんへ」そこには、私の名前が書いてあった。私は訳がわからないままページをめくった。本にはこう書いてあった。


〇〇さんへ

あなたは気づいてないかもしれませんが、あなたはいつもぼーっとしていますよ。妹のようにね。おそらくなんらかの呪いで妹さんとリンクしているのかもしれません。しかしこの本があれば、あなたが1番解いてほしいであろう呪いを一つ解けることでしょう。「これに耐えられたらね。」


 その瞬間、私の体に激痛が走った。声にもならない激痛は徐々に力を燃していったかと思うと、恐ろしい映像が頭の中に流れてきた。おかしくなりそうだ。でも‥‥ここで諦めるわけにはいかない。本にはこう書いてあった。

「これに耐えられたらね。」だから耐えるしかないんだ‥‥、妹のために。


 私は夢から覚めたようにゆっくり目を開けた。いや、本当に夢だったのかもしれない。


 妹が暗い意識から目覚めたのは同じくらいだろうか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ