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テーマ詩集:身体検査

作者: 歌川 詩季

 相撲、あんまりわかりません。

 借りものを 我がもの顔してふりかざす

 碑銘(ひめい) 刻まぬ 空隙(くうげき)を 狙い撃ち

 他人のまわし飾りして相撲(すもう)をとれば

 いかした(まげ)流行(はや)りの後追いだぜ


 揚げ足とりの身が低い 気をつけな

 すり足やめて (ひざ) 立てて 蹴りつけな



 よそものを わけ知り顔して受け容れる

 悲鳴やまない 惨劇を招こうと

 こっちの土俵 荒らされちゃ相撲(すもう)にゃならぬ

 (かたむ)(まげ)(すた)りの先取りだぜ


 えり足なんて二の次だ 剃りあげな

 軸足だけはぶれるなよ うちつけな



 浮き足だつな 腰すえて 四股(しこ)踏みな

 逃げ足くらい残しとけ (あなど)るな

 祖母が観てました。

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― 新着の感想 ―
[一言] ……コレは何とも。相撲になぞらえての隠喩暗喩の様にも思えましたが、私には読み切れませんでした。
[一言]  相撲に関することわざが多いのは、やはり昔から親しまれてきたものだから、なのですかね。  昔はよく、小柄でひらりと交わすタイプの力士は人気がでましたけど。今はどうなのでしょうね。  私も自…
[一言] 相変わらずのワードセンス。 素晴らしい。 えり足だけは、方向性が違いそうに見えて 髷を結ったときに出来るから これもお相撲さん関係の「足」には違いないのか、と。 お相撲さんの足腰は、 強…
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