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想いの詩(仮題)

片恋の実り

作者: 浮き雲

人を想うことは、やはり、玄妙なこころの動きのようで、片恋となっても、断ち難い辛さとともに、その時々の記憶が、懐かしく暖かく、そして微笑ましく思いだされるようです。



別れた人の面影は 思いきれない淋しさを


合わせ鏡で覗くよう 尽きることなく突きつけて


零れた水が器には 戻らぬことを知らしめる




別れた人の言の葉は こころを琴の糸のごと


掻き鳴らしては、その傷を 優しく癒す歌となり


零れてさえも尽き果てぬ 慈愛の水と思わせる




別れた人の思い出は 苦しき胸に狂い咲き


実る意味なき片恋の 果実を甘く実らせて


哀しき我に、ふと、笑みを 与えて、過去をいまとする







想いとは、人を恋うれば、我が胸に熟れてゆく実と気づく秋の日








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