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悲しき勇者の物語  作者: もち&ELITE
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1.夢見る少年

『「そんな夢物語」「また、そんなこと言って」「無理だろ」「あんたには無理よ」「できるわけないでしょ」「そろそろ現実見ような」「バカだろ」「お前なぁ、」「またまた」「先輩でもそういう事言うんですね」「もう子供じゃないでしょ?」「無理だって分かれよ」

「大人になって?」』


なぁ、大人ってなんだ?


大人に、大きくなったからって夢を見ちゃ行けないのか?


ダメなのか?






とある国に、元気な子供達がいました。その中には、のちにあの勇者パーティに入り、若き英雄となったあの彼がいました。しかし、彼は哀しいというような、虚しいというようなというなんとも言い表せない顔をしていました。これが大人になった彼がしている顔なら皆何も疑問に思わないでしょう。しかしこの時の彼は齢5歳です。では、なぜ彼はそんな表情をしていたのでしょうか。それはもう今となってはわからないですが、彼はこの時こんな一言を呟いています。「馬鹿だったのは俺だったか」と時折り不思議なことを言うやつだったと語り継がれているほどですから、もしかしたら彼は、転生者だったのかもしれません。しかし、転生者が差別されていた時代でしたから、言い出さずに、心にしまっていたのでしょう。そんな彼ですが、こんな言葉を残しています。「否定するだけの大人にはなりたくないよな。」と。また、

「夢は見るためにある物だ。」

とも。今は亡き英雄の彼は一体、何者だったのでしょうか。

今もまだ語られる、我が国の英雄は。

お読みいただきありがとうございました。

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