の始まり
ディーク・A・クオルとクディル・F・エクオは、荒野にて勇者一行を待っていた。二人で仲良く始めの一言を考えながら。
一人の少年の話
「魔物の被害に遭いつつも、戦争もなく、国民も安心して暮らせるような国。そんな国に生まれた小さな希望の一つ、それがディーク、ディーク・A・クオル。一般的な家庭に生まれた彼には、紋章があった成長する紋章が。1万人生まれたらその中に一人いたらすごいと言われている紋章の更に上の物。紋章持ちが1千人いたら一人いるかどうかという物。しかも紋章持ちといっても才能かなければ意味をなさない。多くの国民が期待する中そんなことを言われていると知らずすくすく育っていった彼は、幸運にも才能があった。そして、運も良かった。13歳にして事故で両親を亡くすも、国1番と言われている英雄のガイ・P・ハオルが養父に名乗りをあげ、特に親戚も居なかった彼は、英雄の養子となったのだ。その英雄も成長する紋章の持ち主だったため、国の期待は高まるばかりだった。
そうだろう?父さん。」
「君のお父さんは今、城にいるけどねぇ」
「良いのさこれで。さぁ、始めようか僕らの を。」
「あぁ、楽しくなりそうだねぇ。その、安心して暮らせる国を担っている勇者一行の半分が失踪してしまったらしいからねぇ。死んだっていう噂が立たないらしいよ?もしくは逃げた裏切り者だ〜って」
「どちらでもないといいねぇー。アハッ」
初めての投稿となりますもち&ELITEです。
なんかここおかしいってとかあったらいってくださると作者が喜びます。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。