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17レホの村(1)

sugi、hinokiときと今度はINE鼻がダメだと思考が定まらずなんとか週一で更新中です

テルトのオーバーキルを見せつけられ、それでいて魔力消費は現状維持ととんでもない力を披露され、驚愕しながらも宿に戻り接待に徹した結果…気絶させてしまった…

いつものように甘えてきて返り討ちにしようと励んだら気の操作で身体能力も強化出来ていたようで体力勝負で勝利する事に成功した。


2人ともいろいろな意味で満足したのか深い眠りについたようで、目が覚めた時には昼に近かった。

そこからは慌ただしく準備を済ませ、急いで宿を出て近くの出店で串焼きなどの簡単な食べ物を購入して、すぐにネルドの町を後にした。


町を後にしてからは人気が無くなるのを確認して自転車を飛ばして今日中にレホの村に着くように道を急いだ。


帰りはだいたい道が解っていたのでモト集落の側も降りる事なく通過した。休む事なくこぎ続け食べ物を後ろからテルトに食べさせてもらいながら道を急いだ。


出だしたのが遅かった分モト集落を過ぎた頃にはだいぶ日が傾いていた。

このままでは間に合わないのでハンドルから魔力を込めさらにスピードを上げてなんとか空が暗くなる前にレホの村に到着した。


すでに行きの時点で自転車は見られてるのでそのまま門まで乗り付けたからなんとか閉まる寸前に滑り込めた。


「どうしたんだ?早いじゃないか?」

「そうよ。冒険者カード諦めたの?」


門番をしていた顔見知りで犬耳兄さんのジャックと猫耳姉さんシャロルが心配そうに尋ねてきた。


「ほらぁ〜もう貰ってきたわよぉ〜ゴルドの作ってくれたこれのおかげでね。」


息も切れて喋れない俺の代わりにテルトが答えてくれた。

ジャックとシャロルは自転車に興味を持っていろいろ聞きたそうだったが疲れきってる俺の様子を見て早く宿をとって休めと言って通してくれた。


俺たちはそのまま自転車をゴルドに預けに行って宿で休憩する事にした。


「おっちゃーんいるか〜い」

「なんじゃやかましいの〜もう店じまいだ。どこのどいつだこんな時間に…」


ブツブツ文句を言いながら出てきたゴルドは俺達を見ると目に見えて態度を変えて奥から飛び出してきた。


「お〜お主らか!でどうだった?その自転車というやつは?」


「思った以上にスピード出て良かったよ。振動も軽減されてケツも痛くならないし予想以上に良かったよ。馬を使わない移動には便利だね」


「ふむふむ。それでそいつをまたいじっていいかい?おぬしが行ってからいろいろやりたい事が浮かんでの〜ほれこんなに部品を作っちまった」

そう言うとゴルドのおっちゃんは手に乗るサイズの部品達を見せてきた。俺には何に使うのかまったく見当も付かないが任せて問題ないだろう


「いいよしばらくここで生活するから魔獣狩って金稼ぎしておっちゃんに装備作って貰いたいんだけどいいかい?」


「なんと!どこで金稼ぎする気だ?神樹か?南部の秘境か?それとも東の平原か?」


「今のところ神樹に行って自分を鍛えようかなって思ってるけど?」


「そうか神樹か…あそこは聖教の過激派共が神託を受けるとかで聖女を連れてきてるようだぞ。南部は騎士共の宗教かぶれが奴隷狩りに入ったようだな」


「あちゃー俺って運がないのかね〜変に権力持った連中と関わりたくないのに」


「大丈夫だろう。神樹側の森で魔物狩ってればそのうちどっか行くだろう。それに装備作るならあの辺にいる連中の素材が必要になってくるしちょうどいいだろう」


「おっちゃんありがとう。それとさ〜槍とか剣の使い方教われそうなの誰かいない?」


「それなら門番をやってる槍のジャックと短剣のシャロルだろうな。体が覚えておらんのか?」


「ホルドアの武器屋見ても自分に合う武器が見つからなくてね。それなら思い出すまで一般的な武器を覚えとこうかなと思ってね」


「なるほど。こんな知らないもの出すくらいだからワシも知らん特殊武器かもしれんしな。目立ちたくないおぬしなら剣と槍で隠れ蓑にできるだろう」


「そんじゃそ〜いう事で今日はもう宿で休ませてもらうよ。明日からよろしくなおっちゃん」


ゴルドに声をかけて宿に向かい今日は休む事にした。部屋は前回と同じところが空いており、ベットの中でテルトと明日の予定を話し合う事にした。


「テルトは明日からどうする?」


「ケントはぁ〜槍の練習でしょう」


「そうだねー簡単に基本は知っておきたいかな〜神樹とかに行くともっと強いんでしょう?」


「結構瘴気が湧くところも多いみたいだし力を蓄えてるのがいるみたいよぉ〜私も早く力を回復させないといけないわぁ〜」




「そうだこの世界って奴隷狩りなんてあるんだね?」


「この世界では借金払えなくてなる一般奴隷と戦争捕虜や犯罪者の犯罪奴隷が一般的よぉ〜でも貴族がたまに異種族を捕まえて無理やり愛玩奴隷や戦争に使うために捕まえてくるのがあるわぁ〜さっきのゴルドが言ってたのはこっちね〜無理やり争いを起こして捕まえてくるから犯罪奴隷扱いになっちゃうけどね」


「ひで〜話だな〜南部の方には秘境扱いだが住人がいるのか?」


「少数の獣人部族がいるみたいよ狼尾族とか山猫族とかあまり見ないから余計に貴族にはウケがいいみたい」


「可哀想だな…俺に何かできないのかな?」


「そのために力をつけるんでしょぉ〜練習頑張らないとぉ〜」


「そうだな〜」


テルトと話をしていろいろわかった事もあるが、なんとも心がモヤモヤしたまま移動の疲れが影響したのかいつの間にか深い眠りに落ちていった。



翌日


眼が覚めると目の前にテルトの可愛い寝顔があった。

体が妙に軽いのでもしかしたら寝てる間にまたマッサージをしてくれたのかもしれないな。

起こすのも悪いからこのまま寝顔を見てるのもいいよね?


「ん〜おはようケントぉ〜」


「おはようテルト。今日はジャックとシャロルに鍛錬の交渉してゴルドに武具の相談だけどテルトはやりたい事がある?」


そうは聞いたがやっぱりテルトは俺が行くところはついてくるようだ。

今日からしばらくは鍛錬の日々だろうけどテルトはいいのかな〜たまに素材集めで森の中に入らないといけないのかな?

基礎を学び実践練習って感じでいいのかな?


ま〜なるようになるかな?


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