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15魔物狩り生活

なかなか書溜められないですね

気長にお待ちください

ゴールデンウィークは意外と忙しい

休みはまだこない…

ギルドと貴族に目をつけられて変な事に巻き込まれそうになった俺は、必要そうな物を追加で購入しさっさとホルドアの街から逃げる事にした。


どうもこの国の中央は教皇の権力が強く司祭たちが牛耳っているようだ。

それに賄賂を贈る貴族ほど中央に領地をもち、真面目な貴族ほど国境や魔獣の多い地域に派遣されているようだ。

今回の宝剣が手に入った事で地方の自治権が復活して中央への上納金を支払わなくて済む事になるようだ。

だから今まで手付かずだった南部開発の権利も手に入り、ホルドアを中心に発展が見込めるそうだ。


だから人手不足で目をつけられたんじゃないのかとテルトさんは推測してるのだが、あながち間違ってはいないだろう。


レホの村で自転車の改造済んだら他に行った方がいいのかね?


そのためにもしばらくは魔物狩って資金稼いで装備を整えて地道な努力しないとね。

テルトはずっと俺についてくるっぽいしこんな可愛い娘と一緒なら文句はないさ。


「なあテルトしばらくは資金稼いで装備を整えてって自分の訓練したいんだけどどこがいいと思う?」


「そうねぇ〜ここでもいいけど勧誘はしつこいと思うのよぉ〜それならレホの村で神樹に行くのがいいかもねぇ〜」


「神樹って何があるの?」


「ここの国の司祭が神託を受けに行く場所なんだけど結構強いのよぉ〜その素材を使ってゴルドに作ってもらうのがいいんじゃないかしらぁ〜」


「なるほど〜そんでさーゴルドって誰?」


「ちょっとケントぉ〜本気で言ってるの!?レホ村の自転車直したドワーフよ!」


「そうなのか!?名前聞いた記憶なくてな」


テルトさ〜ん呆れないで下さ〜い

昔っから顔はわかるけど名前が出てこないってのがちょこちょこあってだな〜っていや絶対名前聞いてない!武具屋のおっちゃんとしか思ってなかったもん!

だがこれは言わないでおこう。俺が悪者になっとけばいいだろう。


「テルト俺まだこの世界わかってないからいろいろ助けてくれな?」


「もぉ〜しょうがないなぁ〜」


よし!テルトのこの満面の笑みには癒される。この笑顔のために頑張っちゃうぞ!


しばらくここに来れないからテルトを連れて服屋に直行!

ノースリーブのブラウスにミニスカート それにガーターベルト!これで夜のベットの上でテルトをハンティング!

ブラウスのボタンを全部外さずミニスカート履かせたまま…クックック


「ケントぉ〜何考えてるのかなぁ〜」


急に辺りの気温が下がったような気がした。

振り向くと半分以下に目を細め腕組みしているテルトさん…背後に何やら炎のようなものが…


「いや〜いつでも可愛いテルワートを見たくってつい妄想しました。すいません!」


「もぉ〜しょうがないなぁ〜」


なんとか危機は回避出来たようである。これは下手に他の子見たら血の雨が降るのだろうか?少々今後が不安になってきた…


テルトにさらに俺のシザーケースと似たようなバックを見つけお揃いって事でプレゼントしておいた。これは単なる普通の小物入れだが、それでも無いよりいろいろ使う用途はあるようで、ご機嫌になってくれた。


俺もロレッタさんの店に行き、一般的な冒険者初期装備で皮製の防具を身に付けそれなりの格好になった。

金貨が手に入っているからもっと奮発しても良いのだが、まだ戦闘スタイルが2人とも中遠距離だからあまり必要性を感じてないのもありとりあえずありきたりな物にしておいた。

本命はレホの村にいるゴルドのおっちゃんに作ってもらうつもりでいる。

タダで自転車修理がどうも納得出来てない自分がいるので、正式に武器防具を発注して稼いでもらいたいとの思いがあるからだが自転車修理の腕で仕事ぶりが気に入ったって方が強いかもしれない。

自分も職人の世界に居たから職人気質を気に入ったってのもある。


そういう訳で俺たちはさっさとレホ村に向けて出発をした。

今日はネルドの町に着けば良いので装備の使用感を確かめながら歩いて行きある程度まできたら自転車を使って時間調整して進んだ。

そんなに重く無いとはいえやはり体を動かすには抵抗がある。

これには早めに慣れるしか無いのかな?近接戦闘が増えれば防御力欲しくなるし防御力増やすには重くなるだろうし、今のうちに近接戦闘練習しておこうかな?


ちょうどメガネが勧めてくれた槍があるし試しておこう。


「テルト、槍を試したいから支援頼んでいい」


「じゃ〜ちょっと弱らせて対戦するようにした方がいいかなぁ〜」


「それでも頼むよ」


ガサガサ


すでに探知で分かっていたのだが音がするとさすがに緊張する。


出てきたのは四手熊普通に立って2mクラスの熊に腕が4本付いていた。

熊は俺達を認めると二本の腕と足で4足歩行で突進してきた。

空いている二本の腕はすでに戦闘形態で体当たりプラス殴打をする体勢のようだ。


テルトはすかさず火球を放つが、熊は二本の腕で防いだが右腕がダラーんと垂れ下がった。

テルトは続けて氷矢を連続で放った。やはり熊は空いている腕で受けて腕が氷漬けになり、続いて着弾した矢は走っている両腕に当たった。

熊は盛大にこけて予想外に転がってきたが俺の前で止まった。

腕が三本凍って一本再起不能で上手く起き上がれないようでその隙に接近して槍で突いてみた。

素人がいきなり武器持っても上手くいくわけが無いね〜。

バットのフルスイングのように殴ってもあまり効いてる気がしない…こりゃ〜ちゃんと習った方が良さそうだね〜

あんまり暴れるから足一本再起不能にしたからいろいろ練習台としては良いけどちょっと可哀想でトドメを刺したいけど今の技量じゃ皮貫けないんだよね〜空手の瓦割りみたいに叩く面じゃなく打ち抜いた先を意識した方が良いのかな?

そうだ!仕事の時もハサミの刃先で毛の一本の感覚も判るように道具にも神経通わせろ!なんて言われた事もあったよな。それと一緒で槍の刃先も自分の体の一部と思って意識を向けて、それに目標の先を打ち抜くのをイメージして…

あとはどこを狙うか…心臓がどこかわからないしそうなると確実なのは頭か?ただ骨があるからなさそうなところで狙えるのは目か鼻か…


よし決めた!目を狙おう。

まず槍の先まで自分の意識を向けて腕の一部と感じるようにして、目を狙って頭の後ろに突き抜けるイメージで打ち込む!


ぐぎゃーーーーー


熊は体を振って暴れ始めた。凄い生命力だ。今槍を離すと取り返すのは難しくなりそうだ。こうなったら魔法しか無いができれば使わず倒したいけど…

そうだ!槍は金属だ!それなら触雷をこのまま流せば…

くらえ〜

ビリビリビリ


熊は頭に電気を流され沈黙した。

槍を引き抜くと光が薄っすらと覆い輝いていた。

槍を体の一部との想いを切ると光も消えた。


なんとなく戦い方が判った気がした。




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人名考えるのが結構苦痛

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