表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
101/108

101出張

昨日一旦情報交換後解散して、休息兼、回復薬の量産を手伝い暖かな布団に包まり熟睡して再度ケントは死なせるには惜しい貴族が居るからとナフラツに向かう事を告げた。

そこは食料も回復薬も武器に至るまで自給自足を余儀無くされ、しかも敵は未知なる生物を生み出すカノマト産魔獣が流れてくるのでコンディションとしては最悪の地域だろう。

そこを安定させるまでの間少し手を貸すつもりでいる事を伝えた。


するとなぜか準備してくるなんて言うのが数人…

輸送業務が通常に戻って暇になってるジャック達ファーストメンバー、ロレッタに任せて自分も行くというゴルド、輸送地の新規開拓なら自分も一度は現地を見るというガロード、この3人はついてくるつもりで準備をするという。

マーサは在庫を確認して持っていっていいのを荷造りさせると出て行き、ロレッタも弟子に説明とゴルドの持っていくものの準備をしに出て行った。ジャック達も荷造りはないが道具の点検をさせると言って、今残っているのはオリオンとホウロ。


この2人もレホ街に連絡を入れて手配をすると共同で何やら書き始めた。


あれ?なんでみんなこんなに動きがいいの?


そこにリス獣人のウェートレスのエルスが近寄ってきて、連絡員を用意しますとかって…あれ?

俺の周りってこんな人達だったっけ?


社長の一言で社員が一斉に動く様な…

て事は俺ってワンマン社長のポジションなの?

…考えなかった事にしよう…


暇になった俺は買い出しに動く事にした。

買い出しを肉食系三姉妹に伝えると2人は海に行き塩作りと釣りを1人は山に行き岩切りを…!?岩切り?そんな物何すんだ?

えっナタリーに頼まれた?何?石畳の道作る!?


なぜそうなる?


クレセントから道が良くなるって言うのはわかるがタウザンフォールに人が集まって大丈夫なのか?なんか考えがあるならいいけど今度聞いてみよう。


さて買い出しの方に戻るとしよう。

肉系は魔獣が居るからいいし釣りして魚系も集めてくれているなら野菜系が足りないかな?農家のマックの所に行って買って来よう。それに牧場のコールの所で乳製品でも分けてもらうとしよう。

そうだ!向こうで住む家をいくつか作っておこう。

壊滅した街じゃ何もないだろうしクレセント作った時みたいに箱物だけ用意しとけば後が楽だもんね。

それなら早速材料集め。

ついでだからタウザンフォールに向かう道の邪魔な木材を少し回収して、山の稜線砦から見える範囲を増やす様に周りを切り開いて障害物になりそうな岩とかを一応回収。

それで集まった材料で二階建てログハウス風宿屋が2つ完成。


一先ずこんなもんか…


こいつを仕舞ってみんなの所に回るとしよう。

まずはリーブなんだが見なかったことにしたい…

岩採取だと思ってたけど…これすでに山だよね?形が整えられてるけどこれ収納したら普通に山1つ消えるよね?そんなに大量にとってなにすr…石畳か…道にするならこれ位使っちゃうか…

うん。考えない様にしよう。

それでは次は海にいる2人だな。

こっちはまあ何時もの量だろうからだいじょ…うぶ…じゃなかった…

1人で糸操って地引網って…普通に漁を見ている様だ…こちらは魚の山…

そしてこっちは…魔法で海水を空中に巻き上げ火で水分を飛ばし、そして乾燥して積み上がる白い粉の山…

まるで透明なホースから水が流れてるのにホースの先から粉を巻いている様な脳が理解を拒んで思考を停止させてしまった。


「2人とも時空バックに早く仕舞ってもう行こう」


目の前の光景から逃避するのが精一杯だった。


3人も大概だが人の事言えないとは思い至らないケントだった。


さて自宅に戻ると一同の準備が終わっていて集合していたが荷物は山積みになっていた。

回復薬は上級、欠損回復剤改めて特急回復薬を中心に製品を渡され後は俺が作れるのを見越して素材を渡されバックに詰め込まれていった。

次にゴルドの方でも完成品は剣が50本ほどと鎧が幾つかと素材の山。これも次々にバックに詰め込まれていった。みんなこの時空バックを見越してるのはいいけどよくこんなに入るもんだ。前は体育館くらいの大きさに見えたけど容量増えた?今度調べてみよう。

後はガロードだがこちらは竜を連れてきているが二頭だけ?

荷車は?ゴルドの工房から運んでる途中?何?装甲車で引っ張ってテスト?何作ったんだよ…

何?竜車用の専用車体?なになにフレームを金属製にして車軸も金属でベアリング入りで摩擦を軽減させたんだ。それで荷台にはもう1つ箱が載っているの!?なんで?風魔石使って衝撃吸収と重量緩和!?

発想としては間違ってないけどなんか違う…

そんでもう一台は?独立四輪高車高って何に使うの?荒地用?竜が走れれば無理やり道無き道も行くって?

う〜ん間違っては無いと思うよ発想は…でもな〜なぜか受け入れられないものがあるな〜

えっ何?装甲車がある時点でおかしいって?

確かにそうだよな車を知ってる人間には当たり前だけどかなりの魔力を充填しておかないといけないから節約モデルって事でありなのか…


そんじゃさっさと装甲車と連結して引っ張っていくとしよう。


荷車を2つくっつけてそれぞれの上に竜を一頭づつのせてゴルドとガロードはそっちの荷台で挙動を確かめるそうだ。他は装甲車の方で交代で見張りを屋根でやるそうだ。

異様な光景だがまあいいか。

タウザンフォール経由でソウワルガで一旦竜車を分離して、ナフラツに向かうが途中道の開拓もあるからすんなり行けるかわからないが出発進行!





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ