6 僕らが魔女さんに出会うまで
一ヶ月経って漢字をマスターした双子のどちらかが大人びた解説をしてみた…
断じて子供口調が面倒くさいから大人口調にしたわけではこざいませんよ??
あの日、僕達はお父さんの言うことを聞いていればこんなことにならなかったーー
僕達双子は町から少し離れたルーンという村で生まれた
その村は昔から魔女の呪いで不作や流行り病等が起こり人々の心は病んでいた
そんな中、僕達が生まれた…
僕達のお母さんの出産に立ち合った村長さんは、僕達を見るや否やすぐ殺すか捨ててこいと言った
何でそんな事をしろと言ったのかその時はまだ僕達にはわからなかった…
両親は村長さんに何度も考え直してほしいと頼んだが聞く耳を持たなかった、双子は災いの象徴だの一点張りだったのだろう…
それでも両親は僕達を捨てることは出来ず村長さんに捨てたと思わせて隠して育てる事にした
最初の3~4年は簡単だった…でも6歳にもなると、ずーっと家で本を読んでたり勉強ばっかりだとだんだん飽きてきてしまう
それで僕達は思いきってお父さんとお母さんに外で遊びたいと言ってみた…すると、お父さんはいきなり僕達に怒りだし、お母さんは僕達を抱きしめて何回もごめんね…と謝っていた…
それから2ヶ月後…呪いをかけている魔女を倒してくれると言う人達が森へ向かった、お母さんは「もうすぐ病気がなくなる」、「不作が終わるから美味しいものを食べさせてあげれる」と、喜んでいた…
けれど…森へ向かった人達は二度と帰っては来なかった…とお母さんは呆然とした顔で僕達に話してくれた
その話を聞いた僕達は森に住んでいる魔女を見てみたいと思い、両親の忠告も聞かずに外へ飛び出し森に向かった
だが、森へ入る時…僕達は村に居た商人の人に見られてしまった
それから僕達が帰ってきて夜になると、村長さんが家を訪れた…会話の内容は僕達はお母さんに奥の部屋に連れていかれ内容はよく聞こえなかった…ただ印象に残っていたのは殺すか殺されるか…と言う言葉だった
村長さんが帰った後…お父さんは顔色が悪いなかお母さんと何かを相談していた…内容はわからないがお母さんの顔色を見るに僕達は殺されるんだ…と思った
相談が終わった後、ご飯も食べずに両親は僕達を森へ連れていった
お父さんは「もう二度と森へ帰って来るな…もう二度と…」そう言って僕達に少しの食べ物が入った袋を渡す
お母さんは泣きながら「ごめんなさい…守ってあげられなくて…どうか私達の………で、生きて…お願い…」と、泣きながら話す…所々言葉がかすれて聞こえない所があった
それからはよく覚えていない、僕達は二人を追いかけた…けれど何故かいっこうに森の出口にたどり着けなく森の中で三回夜を向かえた…お父さんに貰った食べ物も、もうそこをついていた…
死にたくない…誰か助けて…そう思い僕達は倒れた
ザッザッザッザッ
誰かが歩いて来る音で目が覚めた…もう歩く気力すらない…僕は力を振り絞り「助けて」と声を上げた…その声が聞こえたのか?足音が近づいて来た…僕は助かった…そう思い再び目を閉じた
やっぱり平日は苦しい…
次回から遅くなるかもしれない…?
こんな下手な小説を見てくださった方ありがとうございます!!