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魔女の住む森  作者: 雪だるま
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今日はいつもよりかなり早く投稿できたw

エリスに引っ張られ店の中に入って行く…


「そんなに急いでどうしたんだいエリス?急ぐと危ないよ」


エリスにそう言うもエリスは黙って歩き続ける


「エリス?カインはどうしたんだい?」


「いまカインの所に向かってるよ」


カインの事を聞いてようやく口を開いたエリス


「でも何かあったのかい?エリス一人で私の所に来るなんて…」


「だって……お姉ちゃん、知らない人と喋ってるのが見えたから心配になって…」


エリスはもごもこと下を向き喋る…最後の方はあまりよく聞こえない…


「そっか…ありがとうエリス、心配してくれて」


「うん」


「あ!エリスやっと見つけた!」


心配していたらしいエリスに引っ張られながら喋っていると、脇からカインが現れた


「あ、お姉ちゃん!……?どうしてエリスと一緒にいるの?」


「エリスが心配して迎えに来てくれたんだ」


「あのね!お姉ちゃん、お姉ちゃんと別れた後すぐエリスが顔色変えて何処かに走っていっちゃったんだ!僕をおいて何処かに行くなんて酷い!」


カインはかなりご立腹らしく、長い言葉を早口で一息で


「とにかくまあ…買い物を続けよう、エリス達はもう欲しいものは決まったかい?」


「まだ!エリスずっと探してたから!」


「じゃあ選んでおいで」


「僕はお姉ちゃんと一緒にいる!」


エリスは握った手に力を入れる…まだ私に何か心配事でもあるのだろうか…心配しなくても私は子供じゃないから心配ご無用だ…


「エリス……私にも用事があるの、見たいものとかも色々あるからちょっと一人にしてもらえないかい?」


エリスにそう言うと、あからさまに悲しそうな顔をする、泣いても笑っても何と言われようとも私は鬼だ…そんな手は私に通用しない



あれからエリスは私についていくと五月蝿かったので、インビシという隠密魔法でエリスにだけ私を見えなくしてみた…


効果は上々で魔法をかけた瞬間エリスは消えた私を探すようにキョロキョロしていたのを目撃した。

因みにカインには私が見えているので「お姉ちゃんが消えた!」と、いうエリスの問いかけに「ここにいるよ?」と、普通に答えていた



さてさて、これからやっと買い物ができる…

まず、始めに欲しいものは魔道具…イヤリング型の通信道具である。エリスとカインはまだこれを持っていなかったので是非持たせたい物である


因みにこれの製作に兄が携わっていたので作り方は大体知っている…けれど自分で作るとデザインがダサいので買う事を決断した


「うーん…エリスには…」


かなりの種類の魔道具を見る、その一つ一つにそれぞれ鉱石や石がはめ込まれている…その為か普通の魔道具よりも少しお高めである


「おっ…これいいかも」


手に取ったのはハウライトトルコという石が装飾されている魔道具…この石の意味は 災いから身を守り幸せを導いたり、幸せを招くと言い伝えられているらしい。


「カインには…これかな?」


カインに似合いそうだと思い選んだのはラピスラズリという石が装飾されている魔道具…石の意味は 持ち主を危険から回避し、正しい判断力を与え成功へと導く等…勉強にも集中できるような効果があるらしい…


カインにピッタリではないか…カインは勉強を右から左へ聞き流すので是非学校で集中してもらいたい


「二人のも決まったし……そうだな…」


魔女さんは辺りを見回すと、新商品というテロップに目が止まった


「………?なにこれ?」


近づいて商品の説明を見る…どうやら風景を正確に絵にする魔道具らしい…それにしてもかなり小さい…本当にこんなもので絵に出来るのか?


「まあ…物は試しだし……」


魔女さんは拳1つ分の大きさのそれを手には取り、そのあともう少しでなくなる日記を補充し二人の所に戻った…



買い物の後ご飯を街で食べ家に帰ってくる時にはもう日がくれていた


二人は初めての買い物ではしゃぎ過ぎたせいか、家に帰る頃にはもう目を擦るほど眠たそうにしていた……そして今は部屋で二人とも眠っている


因みにエリス達が雑貨屋で持ってきたものは、剣状の魔道具で唱えた魔法をその魔道具に定着出来る代物である…この魔道具は魔法を武器の形に出来ない人達の為に作られた物でもある


まあ、大体の魔法を唱えられる人はそんなものに頼らなくても大丈夫なのだが…


そんな事を聞いて考えながら今日の分の日記をつける…その日記の空白スペースには今日雑貨屋で購入した、風景を正確に絵に出来るという物で取ったエリスとカインと魔女さんの三人で笑っている絵を貼り付けた魔女さんだった

魔女さん達の世界では写真ってなんて言えばいいのかな?(´・ω・`)

見てくださった方ありがとうございます♪

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