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魔女の住む森  作者: 雪だるま
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初投稿です、そして思いついての行動でかなり短いです…それでもいいと言う方はどうぞ



私は夢を見た……双子の二人の男の子達が森の中をさ迷い泣いている夢をーーー




パチリと目を覚ます、見慣れた木目の天井…まだぼんやりとしている頭で窓の外を見る


「少し早く起きちゃったか…な?」


外はまだ若干薄暗い…


「…………?」


だんだん頭の中が覚醒していく、そしてさっきの見た夢の事を思い出そうとするが上手く思い出せない…



「まあいいか……どうせ夢だし…」


そう言ってベットから出る、思っていたよりも時間が経ったのか…?外の薄暗さが嘘のように無くなっていた



「さて…お母さん達に挨拶しに行こう…」


寝巻きから着なれている私服を取りだし着替えると外へと出ていった



外へ出て道なりに歩いて行く、途中花畑を通りかかるのでいつもそこでお花をつんでいく

そしてそこから五分程歩く…するとさっきの森の木々や草が嘘のように無い見晴らしのいい場所に出た


そして、その晴れやかな景色の中、不似合いな3つの簡易的なお墓があった



「………………」



彼女は迷いなくお墓に近づき、そしてつんできたお花を3つのお墓に添える



「おはようございます…お父さん…お母さん…兄さん…」



彼女はお墓に淡々と語りかける…



「今日は何時もより早いでしょ?何かね…変な夢を見て目が覚めちゃったんだ…もう一度寝ようかなって思ったんだけど、寝付けなくなってね…」


さわさわと風が通り抜ける音が辺りに響く



「うん……じゃあそろそろ行くね、朝御飯も食べなきゃ駄目だから…また明日来るね」


そう言った彼女はお墓に背に向けもと来た道を歩いて行った



家に続いている道を歩いていると、森の中が何時もより騒がしいのに気がついた


「……?余所者でも入ったかな?……懲りないな…あの人達」


そう独り言を言っていると…



「たす…け…て…」


「?」


何処からか子供のような声が聞こえた

自然と歩く足が止まる、そしてその声の主を探す……すると道から少し外れた場所に双子の二人の男の子が倒れていた


「村の子供か……どうせ魔女見たさにこの森に入り込んでこの森から出られなくなったんだろうに」


衰弱している二人を無関心な目で見る


「私は君達が住んでいる村の人達が大嫌いなんだ、恨むなら村の人達を恨みな」


そう言った彼女の顔は悲しみと怒りで歪んでいた…そして彼女は子供達を見捨てて、帰ろうとした時



ーーー村に住んでいる子供達は関係ないわ……助けられる命を見捨てないでーーー



頭にもう今は死んでしまって居ないはずのお母さんの声が響く



「!?お母さん…?お母さんなの!!?」


けれどもうお母さんの声は聞こえない…


「………わかったよ…お母さん…お母さん言ってたもんね…悲しみは悲しみしか呼ばないって…この子達にも悲しむ親が居るだろうしね…」


彼女は子供に向き直り…そして魔法を唱える


「取り合えず……家に連れていったら…ご飯食べさせてそれから………仕方ないし……村に帰すか……」


二人の子供と共に彼女はその場から音もなく消えた


更新は……出来るのかな?(汗)

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