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創星記

 遙か昔――――。

 その民達は、不思議な力を持っていた。

 その力を恐れ、力を持たない人々は、彼らを迫害し始めた。

 その力を無暗に使う事を良しとしなかった、民達は星船で故郷を捨てた。

 果てしないそらへと、逃げ延びる事を選択した。


 暗く行きつく先も解らない、広大なそらで、この星の祖となる人々は長い旅をした。

 旅路の中で、同じように迫害された人を救う事もあったと言う。

 時には、新たな住処を見付け、別れた人々もいた。


 ――――ある時、祖は運命の民と出会う。



 それは。

 一つの惑星が終焉を迎える日だった。


 そこに住まう民達は、神の声と呼ばれる啓示を受け取る者。

 声は、その民達に一つの啓示を与えた。


『星は滅告びの日を迎える。その最期を見届

けよ』



 彼らは星船を造り、故郷の星が終わるのを見届けた。

 そして、声は彼らを導いた。

『星船で宇宙の海を旅せよ。さすれば、新しき地へと導く者と出会うだろう』


 そうして、彼らは旅立った。

 流離う中、祖と彼らは出会う。

 声は告げる。


『死に絶えた星を、支柱となる一人の王足る器を持ちし者と、七つの力を司る賢者達で再生させよ』――――と。


 旅路の果てに、新しき故郷となる惑星に辿り着く。


 星を創りし王は、星皇となった。

 我らの祖は、星皇と共に生きることを選ぶ。




 忘れることなかれ、統べての民は星皇によって守られている。

 王は、星の要。

 王は、星を育む者。

 王は、星の守護者なり。



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