幼馴染の彼女が祭りにオレと行かないで隣の席の男子と行くって言い出したんだが
オレには、彩乃という幼馴染がいる。
幼馴染であり、オレの彼女でもある。
彩乃は、とても友だちが多いので夏祭りに一緒に行きたいところだけれども…友だちともう約束しているかもしれない。
しかし、一応確認までに聞いてみることにした。
(夏祭りだれと行く予定?)
と、連絡してみた。
すると、秒で
(ゆたかといく)
ってくるじゃん…
な、なんでだよ⁉︎
そりゃ…
そりゃさ、彩乃とゆたかは…同じクラスだし、なんなら今…席も隣同士だけどさ…
だからって、なんで一緒に祭りに行くん⁉︎
彼氏は、オレよな?
え、いつのまにかオレたち別れてたなんてこと…ないよね⁉︎
な…
なん…
え…
これさ…
詳しく聞こうもんなら、やっぱりオレよりゆたかのこと、好きになっちゃったんだよね的な感じになりそ?
自分からフラれに行くのって…どうなの?
いさぎよき?でよき?
…
いきなりの破局…
昨日まで、全然ゆたかが好きなんてそぶりみせてこなかったくせに…
なんなんだよ…って落ち込んだよね。
てか、くぼんでへこむわ…
あ、ゆたかに聞いてみるか?
オレの女に手を出すなって…
聞くっていうか、それはもう忠告か…?
でも、そもそも好き同士になってしまっているなら、オレがいちばん邪魔者なのかもしれない…。
なのでオレは…
彩乃の恋を応援するのが、いちばんいいのかもしれないと考えた。
(しあわせになれよ)
涙ぐみながらもそう送信した。
そしたら、彩乃が
(は?ふざけないで)
って返してきたんだ。
そして、電話が彩乃からきた。
「どういうこと?嫌がらせなの?」
と。
…
イヤミかととられた?
「オレはただ…彩乃をおもって…」
「しわしわが?」
⁉︎
慌てて携帯送信をみると、まさかの…
しあわせじゃなく、しわしわになれよって送っていた。
「あ、誤送信…」
って訂正すると、彩乃が
「あぁっ‼︎うちも誤送信‼︎」
って彩乃が大声をあげた。
「なに?」
「ごめん‼︎祭りだれと行くのって聞いたんだ⁉︎さっきまでユミたちと祭りの話してて…ゆかたでみんなで行こうとか話してて…、電話しながら、送信してて…ゆかたでいくよって話して、そのまま送信してたね…」
「え、ゆたかといくよってなってるけど?」
「はあ⁉︎そんなわけ……………あ…ごめんなさい。早打ちしすぎて誤字りすぎだね…ごめん。ほんとごめんすぎふ…あ、かんだ。ごめん…」
「あー、ううん。そんな謝んなくて大丈夫。てか、祭りはやっぱり友だちが先約だったんか」
「夜那も誘うつもりだったんだ。男子もいたほうが安全でしょ?ユミは、牧を誘って葉子は、ハルキ誘うって。夜那…だから、一緒にどうですか?」
「うん、いいよ。でも、ゆたかは?」
「だから、誤字…ごめんて」
「おけ」
「夏祭り、楽しみ♡」
「オレも彩乃のゆかた姿みられるの楽しみだな」
「ふふ♡期待しといてね♡」
「はい♡」
せっかちな幼馴染の彼女は、やっぱりかわいいのでありました。
おしまい♡




