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ホームレスになった俺が、"現代で"成り上がり1億円を手にする話。  作者: なぜかピータァトと叫ぶ棒人間@本垢は沼津平成です
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序章

 コンビニアルバイトをクビになった。

 原因は大迫善治(おおさこよしはる)が俺に罪をなすりつけたから……それに尽きる。つまり明確だった。

 大迫は40をとうに過ぎ、ホームレスの過去を持っていると語っていた。

 バイトがこの1本しかない俺は親近感が湧いて、大迫のことを仲間だと思っていた。

 店長からクビ宣告を受けた後で、男子トイレに向かった。俺はもはやスタッフではなく、客としてトイレを借りた。

 男子だか女子だか教養だかよくわからないマークがついた三つのトイレで、迷わず男子トイレに入る。

 大迫が立っていた。

「閉めろ、鍵」とだけ呟く。

 大迫は俺を見るなりすみませんと何度も叫んだ。気狂いみたい。「俺にはもうどうしようもなくて」

 俺だって同じだ。

 店長の靴音が、間も無く聞こえた。トイレの中がなんだか騒がしいと思ったからだろう。

 俺はせっせと逃げ出し自動ドアを潜った。もはや俺はホームレスだった。

 もういい、こうなったら何がなんでも億万長者になったる。

 雲一つない空を見上げ、俺は誓う。

 そうだ。

 目標は、一億円——。

 

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