僕が探し物
拙い文章なので、優しい目で読んでいただければ嬉しいです。
探し回る。
こんな深い森のなかでも探すことを諦めない。
とても大切だから。
木の枝で肌が切れて赤い粒が零れ落ちても泣かない。
きっと僕を待っているから。
木の幹につまずく。バタンッと音を立てて転んでしまった。
「うぅっ……」
……これくらい我慢出来る……
そう思うも体は正直で。
目のふちに溜まっていた涙がついに零れ落ちる。
その途端に堪えていた感情が勢いよくあふれでてきた。
「おにいちゃぁーん!!!うっ、うぅっ、怖いよぉ〜!」
その時、近くで草をかきわけるような音がした。
怖い。あの草むらから出てくるのが恐ろしい獣だったらどうしよう。僕は―
「エリルッ!!!」
お兄ちゃん、探してくれてありがとう。
初めて書きました。
読むのと書くのじゃ大違いで難しいですね。