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初めての装備購入

ようやく装備手に入れるよー

 現在、図らずとも案内を手に入れてこの街をよく知る機会を手に入れたから色々聞こうと思いガルについて歩いているのであった。


「まずは武器売ってるところ行くぞ、いくつかあるんだがとりあえず安いところでいいだろ?」

「そうですね、安いところってか金が無いから行っても買えないんだけどね・・・」

 言ってて悲しくなってきた・・・

「そうか、なら何か売れる物とか持ってねぇか?」

 言いながらこっちをジロジロと見てくる。

「大体初心者用の武器っていくらくらいするもんなんですか?てか物価の価値とか教えてください、俺の住んでたところでは皆物々交換でやれてたから貨幣とかほとんど流通されてなかったんだわ」

 考えてた理由でちょっと聞いてみた。

「へぇ~今時物々交換で成り立ってる街なんてあるんだな・・まぁいい、じゃあ貨幣の価値から説明するぞ。鉄貨10枚で銅貨1枚な。この上からちと違って銅貨100枚で銀貨1枚な、銀貨100枚で金貨1枚だ。あとこの上に白金貨もある、これもおなじだ。だが白金貨はあまり気にしなくてもいい、凄い高価なものとか買う時につかうもんだからな。」

「それでだ、街での買い食いとかするには鉄貨があれば大丈夫なとこも多いぞ。店で食うぶんにはその店によるな、高いとこもあるし安いとこもある。宿も銅貨10数枚で泊まれるとこもあるし銀貨かかるとこもあるから、そこは自分の稼ぎと相談してくれ。」

「武器や防具は品質とかにもよるぞ、あたりまえだがな。安いものなら銅貨数枚でナイフとかも買えるが、武器として使うにはこれじゃ心許ないな。とりあえずの安物でいいなら銅貨数十枚の剣がいいと思うぞ。だがこれは資金に余裕ができたら買い換えて質のいい武器に変えるほうがいいぜ。あ~あと鍛冶師に直接作ってもらうってのもあるが、これは信用とかもあるからなまだ無理だろ~よ。」

 なるほどねー中々為になる話だったな、とりあえずまとめると。


鉄貨1枚1円・10枚で銅貨1枚

銅貨1枚10円・銅貨100枚で銀貨1枚

銀貨1枚1000円・銀貨100枚で金貨1枚

金貨1枚100000円・金貨100枚で白金貨1枚

白金貨1枚10000000円・・1枚一千万とかわけわからねぇな・・・


買い食いとかだと鉄貨でいけるとこも多い・・まるで駄菓子感覚だな。

宿は銅貨10数枚から銀貨がいるとこまでピンキリと


 こうやって見ると物価も現代と比べるとすんごい安いな。

「ほ~これで色々わかったよ、ありがとうございます!」

「いいってことよ・・・それでだ、一文無しならお前その服とか売らねぇか?あんま見たこともないし意外と高く売れるんじゃないかって思ってよ」

 やっぱりこの手の服は珍しいんだな、このままだと目立つだろ~し上下とも売れたら売るか

「そうなんですか?なら服売れるとこで値段で売るか決めるとしますよ」

 実際は9割売る気なのだが・・・

「了解だ、ならもう直ぐそこが服屋だから入って見てもらえや」

 おっともうそんなに歩いていたのか、中に入ると色んな服が置いてあった。だがやはり今俺が着ている服はなかった。

「今はそんなに人もいねぇな・・お~いおっさんいるかぁ!?」

 大声で誰かを呼び出した。・・・その時額に青筋を浮かべた男性が奥から出てきた。

「おっさんって言うんじゃねぇって言ってんだろが!ぶっ飛ばすぞてめぇ!!」

「うるせぇよ、30歳超えたらもうおっさんだろ!」

「んだとゴルァ‥!」

 今にもぶちぎれそうである。

「まぁからかうのはこれくらいにして、今日は客を連れてきてやったんだよ、感謝しろや。こいつ新人冒険者のユウってやつだ」

 すげぇ上から言ってんなぁ。

「今日この街にきて冒険者になったユウです、以後よろしくおねがいします。お金がないのでここには今着ている服を上下売りにきました」」

 ここは丁寧にいってさっさと次いこう・・・

「おうやけに丁寧じゃねぇか、俺ぁゼフィールってんだ。よろしくな。それで服を売りたいってか?」

 服屋のくせに名前カッコいいな!内心驚いてる間に上から下までみられたり服を触られたりした。

「金が無い割にやけにしっかりとした服を着てるな・・質も良い。ふむ、これなら上下合わせて金貨2枚でどうだ?」

 これで20万!?俺は十分だと思ったんだが、ガルは違うかったらしく

「ちと少なくねぇか?貴族連中ならこのしっかりとしたズボンならもっとだすだろ!」

 とか言いながらゼフィールさんに詰め寄ろうとした!

「まぁまて、ならもし貴族に売れたら売れた額に応じて後で上乗せしてやるよ。それならいいだろ?」

「あぁそれでいい」

 何かそれで決まったみたいだった。

「いいもの売ってもらったし、その服の代わりにこの上下やるよ。今着てる服に比べて着心地は悪いだろうけどそれは諦めろ。」

 そう言って紺色の長ズボンと無地のシャツをもらった。これで金貨2枚は武器とかにあてれるぜ!

「ありがとうございます、また来ます!」

「よし次は武器だな!早いとこ行かな日がくれちまうぞ!」

「おう、服が売れたらギルドに言いに行ってやるからな!」

 二人は服の礼を言い店を出た。


「それにしても高く売れたなぁ、こんなに高く売れるとは思わんかったよ・・・」

 素直な感想が口に出たところ

「あんなもんだろ、あれで貴族に売れてもっと高くなったらよかった位に思っとけよ。それにしても金貨2枚か、そんなけあればまともな武器と防具買えるな!」

 などと話ながら歩いてると。

「ここが俺がひいきにしてる武器屋だぜ。鍛冶の工房ともつながってるみたいで大きいんだよ。まぁここならいい武器見つかんだろ」

 なるほど、工房とセットになってるからこの大きさなのね。確かにここならよさそうな武器見つかりそうだ!

 中に入ると様々な武器や防具が置かれていた。

 入ってそのままガルについていくと、カウンターまでやってきた。そこにいたのはスキンヘッドの厳ついおっさんであった。

「ようガル、今日はどうした?武器壊れたか?」はははっと笑いながら聞いてきたのである。

 見た目怖そうだけどすげぇ気さくないいひとっぽい!!

「ちげぇよハデルさん、今日は新人の紹介と新人の武器見繕ってほしくてきたんだよ」

「はっはっは、そりゃそうかこの前武器新調したばっかだもんなぁお前は!そんな直ぐ壊してたら俺がお前を壊すところだよ。」

 ハデルさんがそう言った瞬間目つきが鋭くガルさんを睨んでいた・・・睨まれたガルは完全に委縮していた・・だがそれもすぐ終わりハデルさんはこっちを向いた。

「俺はこの街で鍛冶やってるハデルだ、よろしくな」

 そう言って手を差し出してきたので、

「俺はユウって言います、今日この街にやってきて登録したばっかの冒険者です」

 握手をした。

「お前さん今まで武器とかほとんど持ったことないだろ?」

 握手しただけで見極められた!?

「驚いてるな、少しは修行したことはあるんだろうが、それで戦ったことはないな。まぁ長い事こういう商売してりゃそれくらいわかるようになるさ。それで今回の予算はどんくらいなんだ?」

 すごいなぁベテランの鍛冶職人は。

「全財産が金貨2枚なのでそれで扱いやすい武器が欲しいですね」

「なら生活費も考えなきゃならんから大体金貨1.5枚位か、使ってみたい武器とかあるか?」

 そうか生活費のことも考えなダメだよな、その点優しいなこの人は、そんなん気にせず金貨2枚分の武器選ぶこともできるのに・・

「そうですね~なら剣より今は棍があればそれをつかいたいですね、棍なら色んな場面で約にたちますから」

 本来は刀使いたいんだが、技量がないと上手く扱えないだろうからな・・・

「棍か、また珍しい物をつかいたがるんだな・・・けどまぁ色んな場面で役に立つってのはわかる、上手く使えば囲まれてもどうにかできるしな。ちょっと待ってろ」

 そう言って奥に歩いて行った。

「どうよ、厳ついけど優しいおっさんだろ?」

「そうですね、けど誰にもここまで優しいってわけじゃないでしょ?」

 そう思ったのだ

「お~よくわかったな、お前が嘘とかついたりしてたらアウトだったぞ。まぁ嘘つかない人で自分を飾らない人間なら大丈夫だ」

 話をしていると戻ってきた

「おい、こんなのはどうだ」そう言ってカウンターに奥から持ってきた棍を2つ置いた。

 片方は全体が鉄の棍でもう片方は木でできたものであった。

「持ってみていいですか?」

 うなずかれたので、まず鉄のほうを持ってみた・・・が

「お・・おもてぇ・・・」

 これあかんわ、持てん。持ってるだけで疲れるわ!!置いて木でできたほうを手に持って構えたりしてみた。

「これは使いやすそうですね、軽いし振りやすい。」

「そうか、だが固くしてあるとはいえ木材だからな、鋭利な刃物とかをまともにガードしようとすると切れるからな。肘まで隠れるガントレットとレザージャケットだ」

 棍とガントレットとレザー系の防具と手入れ用の道具がカウンターに置かれていった。

「それと探してたらホコリ被ってた武器も見つけたからこれも持ってけ」

 最後に置かれた物を見ると・・

「これは刀ですか?」

 そう、刀である。だが見た感じ長さが普通より大分短いからおそらく一般に小太刀と言われるものだった。鞘から抜いてみると綺麗な刀身が出てきた!

「知っていたか、これもここら辺じゃ使い手がいなくてな、強度は十分高いからつかえるはずだ。護身用に持っとけ、これで金貨1.5枚でいいぞ」

 おや?

「大分安くねぇか、ハデルさん。使い手がいねぇっつってもその刀込みならもっとすんだろ」

「いいんだよ、これからお得意様になってくれりゃそれでいい」

 おっとやっぱすこしおまけしてくれてたみたいだった。

「ありがとうございます!大事に使います!」

「まぁそれでいいんならいいけどよ・・なら武器も手に入れたし、そんじゃもう大分暗くなってるしギルドに帰るぞ!」

 ハデルさんに礼を言い店をでてギルドに帰ったのであった。


新キャラ二人現る!

初めての武器は棍と小太刀になりました!メインが棍でサブウェポンで小太刀ですね(・ω・)ノ

防具は肘まで覆うガントレットとレザージャケットを購入!

・・・未だに女性キャラ出てないっスね

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