新人
翌日
シャルとレイは結局の自分の家に帰れたようで、嬉しそうな顔をしていた。
村長に、何やら頼んでいたので、きっと、言伝だと思う。
そして二日目
朝、4基のヘリが並んでいた。
皆はすでに乗せており、後は離陸するだけなのだが、
「シャルよ、その荷物はなんだ?」
俺は、シャルとレイの背中に担がれている袋を見て、そう言う。
「何って、生活必需品ですよ?」
「いやいや、何故それを?」
「だって、私達、あそこの屋敷に住むんですもの」
さも当然の事のように言われ、ちょっとした眩暈がする。
「いやいや、そんな話は聞いていないぞ?」
そもそも、彼女たちを家に置いているのは、一時しのぎでいつかわ出て行くものだと思ったからだ。
レイラ、アリスを学園に入れたかったのも、全寮制故に、シャルたちが自由に動けるようにするためだ。
まあ、別にいてもかまわないのだが。
想定外のことに関して、人間はとっさの対応ができないようだ。
「…いいだろう」
と言うことで、次にダークエルフのところへ向かう。
他の三機のヘリには先に帰っているように頼み、屋敷での食事は自由にとっていいと事付けて、ダークエルフの里に行く。
ダークエルフは、エルフと反対側の森に降り、住み方もエルフと違い、地上に家を建て、開拓していた、
例によって、エルフであるレイラとシャルはヘリから出てこなかった。
そこで一日滞在し、次の日に出て行く。
これまたの荷物を持って来たので、シャルたちだけ許可を出すわけにもいかず、イエスと答えてしまった。
この連中は、そんなにあの屋敷が気に入ったのだろうか?
疑問に思いながら岐路に付く。
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帰ってきて、気づいたことがある。
屋敷まで減り出来たらばれるじゃん。
と思ったら、夜中だったので近隣に気づかれづに帰ってきたそうだ。
そして、一夜明け、俺hあ全員の前に立つ。
「さて、諸君は、この国で働くにせよ住むにせよ、身分証明書が必要だ。王国でも通用する証明書を持っている奴はいるか?」
誰の手も挙がらない。
一応、王国内で身分証明書がなくとも、大丈夫なのだが、念のためにもって億必要があるだろう。
ちなみに、これはちょっとした疑問なのだが、戸籍などを取らずにどうやって犯罪者の身元や、結婚などの契約を行っているのだろうか?これにも契約魔法を使っているのか、まあ、分からないことはわからない。
「だと思ったよ。とりあえず、詰所に行って、一人筒戸籍を貰ってこい。金ならある。以上、解散」
そう言って、俺は食事をとりに行くのだった。
他の面子は、金を渡したら、詰所い行くと言っていた。
やれやれ、住人が増えると、どうにも疲れる。




