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『自分に似たもの』 『世界一の長寿国』 『現在が過去の意味を変える』
『自分に似たもの』
仕事帰りに巨人と遭遇した。身長3mはあるだろうか。顔は無く手はダラんと垂らしたまま、道の真ん中でボンヤリと立ち尽くしていた。僕が歩くと背後を音もなく着いてくる。僕が止まると巨人も止まる。振り返って寂しいのか?と声を掛けると、巨人は小さく頷いた。僕もだよ、一緒に帰ろうか。
『世界一の長寿国』
介護は終わりが見えないからとてもキツいです。さらに正直に言えば終わりがハッピーエンドになることもほとんどありません。それでも介護する側も介護される側も生きていかねばなりません。大昔なら一人で生きられなくなれば死ぬしかなかったわけですから、知恵の実は業が深いなと思います。
『現在が過去の意味を変える』
試合で負けること、
試験に失敗すること、
なにか大切にしていたものを失うこと。
生きていると思い通りにならないことが多く起こる。
でも人生が終わるときに色々な経験ができて良かったと思えれば、
辛い過去は美しい思い出に変容する。
みんな頑張ろう、すべては今をどう生きるかで決まる。