表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/33

『傲慢さの効用』 『22時のバーでの友達との会話』 『みんなが参加できる舞踏会』

『傲慢さの効用』


 他人に非難されると当たり前だけど腹が立つ。正論だとなおのこと。でも相手が自分より下だと思えば、ああ馬鹿がなんか言ってるなって感じで気にならないよね。ということは、世の中舐めてかかってた方が心穏やかに過ごせるってことだ。傲慢な方が機嫌良く生きていける、そりゃそうか。



『22時のバーでの友達との会話』


「今の仕事全然向いてないってわかっちゃった」

「そうなんだ」

「どうしたらいいかなぁ?」

「他のことやればいいじゃん」

「もっと親身になってよ」

「とりあえず休みなよ」

「そうしようかな」

「マスター、この子にもう一杯」

「ごめん、いつも愚痴ばっかりで」

「お互い様よ」



『みんなが参加できる舞踏会』


新月の夜に街外れの墓地で二体の骸骨が踊る。

一体には右腕が無く、もう一体には下顎が無い。

二体は調子外れの音楽に合わせて懸命にステップを踏む。


急に強い風がびようと吹いて、

二体は倒れてバラバラになり骨の山となり果てた。


音楽はなおも続く。

今度は君と僕が踊る番だ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ